真狩小の開校１２０周年記念式典　学んだことに誇りを　式辞で齊藤校長が期待

（学校 2018-12-18付）

児童や保護者らが節目の年を祝った

　【倶知安発】真狩村立真狩小学校（齊藤信之校長）の開校百二十周年記念式典が九日、同校体育館で開かれた。児童や保護者、来賓らが出席し、節目の年を祝った。

　同校は明治三十一年、真狩村尋常小学校として開校。以来、歴代校長をはじめとする教職員や地域の尽力で伝統を築き上げながら、着実に発展してきた。卒業生は、地元・真狩村はもとより道内外の様々な分野で活躍している。

　式典では、物故者への黙とう、国歌・校歌の斉唱に続き、佐々木大輔式典実行委員長があいさつ。「真狩小が子どもたちの故郷、夢の出発点となるよう、応援団として温かく見守っていきたい。今後のますますの発展を願う」と述べた。

　続いて、齊藤校長が式辞。「いかに厳しい社会であっても子どもたちが自分の夢や目標に向かって周りと力を合わせ、たくましく前向きに生きている姿を思い浮かべ、本校教育の充実・発展に全力を傾注していく」との考えを示したほか、児童には「真狩小で学んだことに誇りをもって成長し、卒業してからも、真狩小やふるさと・真狩を大切にできる人になって」と期待した。

　このあと、佐々木式典実行委員長と齊藤校長が歴代の校長、ＰＴＡ会長らに感謝状を贈呈。

　来賓祝辞では、真狩村の佐々木和見村長が「伝統が受け継がれ、さらに発展することを願う」、後志教育局の原光宏局長が「築き上げてきた学校・家庭・地域の信頼の絆を大切に特色ある教育活動を推進して」、真狩村教委の藤澤祐二教育長が「多種多様な経験・体験などを通じ、社会で生きていく知識・技能、どんな状況にも対応できる思考力や判断力、表現力を養ってほしい」と言葉を寄せた。

　さらに、全校児童がＶＴＲに合わせて「お祝いの言葉」を発表。出席者全員で百二十周年の節目を祝った。

(学校 2018-12-18付)