下川小1・2年対象に安全教室 建設機械の迫力を感じ 荒井建設主催、谷組が協力(学校 2018-12-21付)
建設機械の危険個所などの説明を聞く児童
【旭川発】下川町立下川小学校(堀内隆功校長)で十四日、旭川市の荒井建設㈱(荒井保明社長)が主催する冬の安全教室が開かれた。一・二年生三十六人を対象に、除雪作業の実演や乗車体験を実施。児童たちは、普段近くで見ることができない建設機械の迫力を感じるとともに、作業の危険性などについて理解を深めた。
荒井建設は、下川町内で国道の舗装工事を請け負っており、町内におけるインフラ整備に貢献している。「子どもたちの教育活動として何かできないか」と下川町教委に声をかけ、地域貢献事業の一環として開催。働く車の役割や危険個所の説明、建設工事の重要性などを理解させることを目的とした。
同校では、一・二年の児童三十六人を対象に、学級活動の時間に位置付けて参加。働く大人の姿を見てもらうとともに、冬道の登下校時の安全指導として児童たちの意識向上を図ることをねらいとした。
同校グラウンドに荒井建設の社員ら十人のほか、協力業者として、地元の㈱谷組(谷博之社長)から社員ら三人が駆け付けた。
はじめに、土木部舗装工事グループの山﨑潤司現場所長が趣旨や注意事項を説明。
続いて、作業員が小型ロータリーとタイヤショベル、ユンボを操作して除雪作業を実演。児童らは「僕が好きな乗り物だ!」「乗ってみたい!」などと目を輝かせていた。
小型ロータリーを紹介した社員は「機械の後ろにいると見えない場合がある。作業中は機械に近付くと事故につながるおそれがある」と注意を呼びかけた。
このあと、児童は実際に建設機械に乗車したほか、質疑応答を行った。
堀内校長は「児童に貴重な体験を提供してくれてうれしい。登下校時の安全意識も高まったのではないか」と喜んでいた。
三國吉典土木部長は「建設機械を見て、実際にふれてもらうことで、建設業に興味をもってもらえたら」と話していた。
(学校 2018-12-21付)
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