新たな歴史に向け挑戦　鹿追町瓜幕小１００周年記念式典

（学校 2018-12-26付）

３５０人が出席し節目の１００周年を盛大に祝った

　【帯広発】鹿追町立瓜幕小学校（吉本徹校長）の開校百周年・瓜幕自然体験留学制度三十周年記念式典が十一月中旬、同校で執り行われた。全校児童四十一人をはじめ、同窓生や教職員、歴代校長、ＰＴＡ関係者など約三百五十人が出席。これまでの歩みを振り返り、節目の年を祝った。吉本校長は「瓜幕小二世紀の挑戦として、一層の努力を重ねていく」と決意を誓った。

　同校は大正七年、鹿追尋常小学校付属瓜幕特別教授場として開設。学校教育目標「十勝の空のようにおおらかに」のもと、教育活動を展開し、これまで二千二百四十人の卒業生を送り出してきた。

　式典では、百周年記念協賛会の台蔵征一会長が式辞。

　同校の歴史を振り返るとともに、「ＰＴＡの協力のもと、記念事業を行ってきた。学校関係者や地域住民とともに、記念事業や式典を挙行できることに敬意と感謝を表する」と感謝の気持ちを伝えた。

　続いて、吉本校長、井出健一ＰＴＡ会長、鹿追町自然体験留学制度推進連絡協議会の秋田芳通会長、児童会会長の大仲智月さんがあいさつ。

　吉本校長は、瓜幕自然体験留学制度の卒業生が六百二十五人を数え、この日の記念式典にも出席していることを紹介し、「瓜幕小二世紀の挑戦として、これからもなお一層の努力を重ねていくことを約束する」と述べた。

　このあと、歴代校長・教頭、永年勤続教職員、歴代ＰＴＡ会長に感謝状を授与した。

　来賓祝辞では、吉田弘志町長と十勝教育局の大橋則之局長が登壇。

　そのうち、大橋局長は「いつの時代でも、教育課題を真摯に受け止め、学校・家庭・地域の連携した創意工夫あふれる取組を進め、本道教育に多大なる貢献をしている」と瓜幕小の教育活動を紹介。

　児童に対しては「地域に支えられてつくり上げてきた素晴らしい歩みと伝統をつぎの世代へバトンをつないでほしい」と呼びかけた。

(学校 2018-12-26付)