より良い活動へ情報共有　札幌市立高校生徒会リーダー交流会

（関係団体 2018-12-13付）

市立高校の生徒会役員が交流した

　札幌市立高校・特別支援学校長会（林恵子会長）は十日、市内ちえりあで第十八回市立高校生徒会リーダー交流会を開いた。各校の生徒会に所属する生徒約百人が参加。全体テーマ「ＮＥＸＴ　ＯＮＥ―創って、変えて、超えるために」のもと、他校との交流やグループ研修を通して、学校のリーダーとしての資質向上を図った。

　交流会は、市立高校七校と市立札幌開成中等教育学校（後期課程）の生徒会に所属する生徒が交流や研修を行うもの。目的として「各校の活動の交流内容をそれぞれの生徒会執行部活動へ生かす」「交流の場を通じ、コミュニケーションスキルの向上を目指す」などを掲げている。

　開会式では、市立札幌啓北商業高校の鈴木恵一校長があいさつ。「それぞれ特色ある学校が集い、交流を通して自校に価値あるアイデアをみいだす場になることを願う」と活発な議論を期待した。

　来賓あいさつに立った札幌市教委教育課程担当課の幸丸政貴高校担当係長は、学校行事の運営に必要な力として、求められているものを反映した目標を設定し、結果をフィードバックしていくことの重要性を強調。グループ研修などでの情報共有を通じて「他校の良いものを吸収しつつ、自分たちなりにアレンジしていってほしい」と呼びかけた。

　また、生徒代表として市立札幌平岸高校生徒会の宮下颯人会長があいさつ。同会のテーマについて、チャップリンが自らの映画の最高傑作を聞かれた際に「ＮＥＸＴ　ＯＮＥ（つぎの作品である）」と答えたエピソード紹介し、この会を「今後の学校行事を最高傑作とするための糧としたい」と述べた。

　続いて、各校がスライドや動画を用いて、生徒会活動や学校行事などについてプレゼンテーションした。

　このうち、市立札幌新川高校の発表では、組織や日々の生徒会活動について説明。学校祭をより良いものにしていくために、校内研修会で反省点について話し合い、同会での情報交換を参考に改善を重ねていることなどを発表した。

　このあと、グループ研修を実施。生徒会運営、体育祭・球技大会、学校祭に関することなど五つのテーマごとに話し合い、出された意見をグループ発表で共有した。

(関係団体 2018-12-13付)