教育行政の推進・向上へ　市町村教委委員研修会開く―十勝管内教委連

（関係団体 2018-12-14付）

７５人が参加し説明や意見交流に臨んだ

　【帯広発】十勝管内教育委員会連絡協議会（宮原達史会長）は十一月下旬、ホテルグランテラス帯広で三十年度管内市町村教育委員会教育委員研修会を開いた。管内市町村の教育長や教育委員など七十五人が参加。行政説明や意見交流などを踏まえ、教育行政上の諸課題について共通理解を図った。

　研修会は、管内市町村教委の教育委員が一堂に会し、当面する教育行政上の諸問題についての共通理解を踏まえ、管内教育行政の推進や向上に資することが目的。

　開会に当たり、宮原会長は「研修会を通じて、今日的な教育課題に対して、広く意見交換し、深く理解してほしい」と求め、管内教育行政の推進の一助となることを期待した。

　続いて、十勝教育局の大橋則之局長が「管内の子どもたちの学力の状況」「いじめや不登校の状況」「管内の教職員による事故・事件の発生状況」について情報提供し、「今日的な教育課題への理解を一層深めてもらう機会となれば」と呼びかけた。

　十勝教育局の西川忠克教育支援課長が「校種間連携を充実させるための学校や教育委員会の役割」について説明。子どもが進学した際、入学後に感じるずれによる問題が生じていることを指摘し、「各学校種の教職員が子どもの成長の全体像を把握し、系統性・連続性に配慮した教育を推進することが必要」と強調した。

　引き続き、十勝教育局の笠嶋真志企画総務課長が「学校における働き方改革の推進」と題して、北海道アクション・プランの内容や管内市町村教委におけるプランの策定状況などを説明した。

　これらの説明を踏まえ、グループに分かれて意見交流。実践例を交流しながら、教育委員としての資質向上に向け研鑚を積んだ。

(関係団体 2018-12-14付)