児童生徒の学力を保障　日高管内教委連が教育長・委員研

（関係団体 2018-12-21付）

管内７町の教育長ら約４０人が参加

　【浦河発】日高管内教育委員会連絡協議会（川上松美会長）は十二月上旬、浦河町総合文化会館で三十年度管内教育委員会教育長・教育委員研修会を開いた。あいさつに立った川上会長は、児童生徒の学力の保障、後継者の育成と学校組織の体制強化を管内教育の課題に挙げ、一丸となって取り組むよう呼びかけた。

　管内七町の教育長をはじめ、委員、教育委員会職員ら約四十人が参加した。

　あいさつで川上会長は「管内教育においては、児童生徒の最低限の学力の保障、校長の大量退職期に向けた後継者の育成と学校組織体制の強化の二点について、現実を真摯に受け止め進めていかなければ」と指摘。「管内すべての教育にかかわる“日高人”が一丸となって考え、取組の推進を」と呼びかけた。

　日高教育局の波岸克泰局長が「北海道教育の今日的な課題について～夢を実現させる力を育て、未来の日高そして世界を創造する力を育む日高教育の推進」と題し講演。新学習指導要領や学力向上に関する考え方などを解説した。日高管内は移住者の多い地域という地域性を踏まえ、「日高に住みたいと思っている人は多い。管内の教育関係者、保護者、地域の人々が日高の教育に魅力を感じ、その良さを語り“日高で教育を受けたい”と思わせることが必要」と訴えた。

　「日高管内の学力向上にかかわる現状と課題の克服」をテーマに行われた研究協議では、全国学力・学習状況調査の管内の結果について、日高教育局の湊秀樹教育支援課長が情報提供。そのあと、グループに分かれて協議し、学力向上の方策を話し合った。

(関係団体 2018-12-21付)