ほっかいどう未来輝く子育て大賞　子どもの目が輝く活動を　茅沼建設工業に表彰状伝達

（市町村 2018-12-27付）

表彰状を手にする三宅社長と伝達式出席者

　【倶知安発】道が子育て支援活動に意欲的に取り組む企業などを表彰する「ほっかいどう未来輝く子育て大賞」を受賞した泊村の建設業者・茅沼建設工業㈱に対する表彰伝達式が二十一日、泊村役場で執り行われ、後志総合振興局の勝木雅嗣局長から三宅節雄社長に表彰状と副賞が手渡された。三宅社長は「子どもたちが新たな発見をし、目を輝かせるような活動をしていきたい」と話した。

　ほっかいどう未来輝く子育て大賞は、道内において、子育て支援活動に意欲的に取り組む団体、企業または個人を表彰し、その取組を積極的に周知することによって、民間における創意工夫ある子育て支援の取組を促進し、地域全体で子育てを支援する気運の醸成を図ることを目的に、二十一年度に創設。

　道内において二年以上、地域の子育て支援活動を行い、地域の子育て支援への貢献が顕著な団体、企業または個人を対象としている。

　同社は十三年六月、「会社を挙げて祭りに参加し、地元を盛り上げるとともに、地域の子どもたちが笑顔になる活動をしよう」と地域貢献の取組を開始した。祭り開催時は、社屋前の駐車場にテントを設営し、手づくりの料理を子どもたちや地域住民に無料で振る舞っている。併せて、地域の小学生や幼児に菓子を提供。現在まで続く活動は、子どもと地域住民のつながりを強くする機会になっている。

　また、地域の子どもを対象とした各種体験活動を展開。特に、開発局小樽開発建設部岩内道路事務所と協力して二十五年から開催するレンガアーチ橋づくり体験や建設機械の試乗は好評を博しており、近隣町に出向いて実施するまでになっている。

　このほか、パトロールカーへのステッカー貼り付けによる子どもの安全に対する啓発、泊村教委の「こどもを守るＳＯＳステーション」への登録、街頭パトロールなど、様々な子育て支援活動を行っている。

　これらを踏まえ、北海道子どもの未来づくり審議会委員で構成する評価検討会が同社を選考。評価検討会からの報告を受け、高橋はるみ知事が受賞を決めた。　伝達式には、三宅社長、二瓶幸雄専務、草薙博昭総務部長が出席。泊村教委の森和稔教育長ら役場職員が見守る中、勝木局長から三宅社長に表彰状と副賞が手渡された。

　勝木局長は「ことしは北海道百五十年の節目で、先人の力をつぎの時代にバトンタッチする年」とした上で「今の取組が子どもたちに根付き、泊村の未来へつながる。今後も子育て支援を続けてほしい」と期待した。

　三宅社長は「子どもたちが見て、触れて、感じてくれる場を提供してきた。今後も子どもたちが新たな発見をし、目を輝かせるような活動をしていきたい」と話した。

(市町村 2018-12-27付)