【平成３１年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道ＮＩＥ研究会　斉藤拓也会長

（関係団体 2019-01-10付）

　謹んで新春のお喜びを申し上げます。皆様には日ごろより本会の研究活動に、温かいご理解とご協力をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。

　本研究会は、「子どもの資質・能力を育むＮＩＥ」を研究主題とし、①新聞を「読む」ことを通して「言語活動の充実」を図る②多面的・多角的な見方や考え方を育み、他者とかかわり合う中で学び合う力を高める―の二つの研究の視点を柱として、北海道のＮＩＥ活動の充実・発展に資する研究大会や実践交流会等を開催しております。

　その中で、小・中・高や大学等の異校種間のつながりを意識しながら、「発達課題に応じたＮＩＥ活動」「異校種間の連携を図ったＮＩＥ活動」などの観点でも実践研究を深めているところです。

　昨年十月には、札幌光星中学校・高校を会場に、第二十三回北海道ＮＩＥ研究大会を開催いたしました。中学校では、独自のルクスプログラムで一年生社会科の新聞学習を公開しました。見出しに込められた社会的事象の意味理解を目指しました。高校は、ステラコース五年生が公民科（現代社会）で、参院選の一票の格差から、あるべき議会制民主主義の姿を考察しました。

　また、夏・冬季休業中に開催する研修会、日常の学習会として「新聞夜塾」を定期的に開催し、新聞活用に取り組む先生方や新聞関係者が、学びを交流する場となっています。

　今後とも、校種や教科の違いを乗り越えた研究団体として、活動を進めてまいりたいと存じます。本会への一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

▼新年の事業計画

▽北海道ＮＩＥ研究会総会

・期日＝５月中旬

▽実践交流会

・期日＝８月中旬・１月初旬

▽第２４回北海道ＮＩＥ研究大会

・期日＝１０～１１月予定

▼事務局＝札幌市立東園小学校（事務局長―檜克博教諭）

(関係団体 2019-01-10付)