【解説】3月大卒者の就職内定状況(解説 2019-01-22付)
文部科学省・厚生労働省は、ことし三月大学等卒業予定者の就職内定状況調査結果(十二月一日現在)をまとめた。大学就職内定率は、前年同期と比べて一・九ポイント上回る八七・九%。調査開始以来、同時期で過去最高となった。
設置者や地域などを考慮し、全国の国立大学二十一校、公立大学三校、私立大学三十八校、短期大学二十校、高等専門学校十校、専修学校(専門課程)二十校の計百十二校を抽出。六千二百五十人を対象に調査した。
調査結果をみると、大学の就職内定率は、前年同期比一・九ポイント増の八七・九%となり、調査を開始した九年の卒業者以来、同時期で過去最高値を記録。このうち、国公立大学の就職内定率は、一・〇ポイント増の八七・九%、私立大学は、二・二ポイント増の八七・九%だった。
短期大学は、〇・二ポイント増の七五・六%。高等専門学校および専修学校(専門課程)は、それぞれ九七・二%(前年同期比〇・四ポイント減)、七六・八%(同七・九ポイント増)となった。卒業者全体に占める就職者の割合(大学のみ)は、六九・四%だった。
男女別では、男子大学生の就職内定率は、二・三ポイント増の八七・五%、女子は、一・五ポイント増の八八・五%。
文理系別(大学のみ)では、文系が二・〇ポイント増の八七・七%、理系が一・八ポイント増の八九・〇%となった。
地域別(大学のみ)では、関東地区が二・三ポイント増の九〇・五%で最高。次いで、近畿地区の八九・九%(二・四ポイント増)、中部地区の八八・一%(一・〇ポイント増)などの順に高かった。
北海道・東北地区においては、一・四ポイント増の八六・〇%となり、六地区中四番目だった。
(解説 2019-01-22付)
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