通学合宿で生活習慣確立 上川局独自―情報交換会開く
(道・道教委 2019-02-15付)

局独自通学合宿等情報交換
小島主査が全国、道、管内の状況などを説明した

 【旭川発】上川教育局は四日、上川合同庁舎で管内通学合宿等情報交換会を開いた。管内の市町村教委から担当者十四人、空知管内から一人が出席。子どもたちの生活習慣の状況を踏まえ、通学合宿に取り組んでいる二つの事例発表などを通して、通学合宿の趣旨を再確認した。

 交換会は、上川局の独自の取組として通学合宿の趣旨を再確認するため、二十八年以来、今回で二回目の開催。望ましい生活習慣の定着を図るために実施される通学合宿の意義や実施内容について、市町村間で情報を共有するとともに、通学合宿の効果を高め、子どもたちの望ましい生活習慣づくりの促進を図った。

 開会式のあと、小島紀行社会教育指導班主査が全国、道、管内の子どもたちの生活習慣にかかわる状況などを説明した。

 生活習慣の確立が学力向上にも影響するとし、「子どもたちは自分で計画を立てることができているのか。目標に向かって取り組んでいく姿勢が弱くなっているのではないか」と指摘。

 『北海道“通学合宿”ガイドブック』などを活用しながら、ねらいや効果などを話し合い、本来の通学合宿の趣旨を確認した。

 事例発表では、士別市教委社会教育課の田中介主事と上川町教委社会教育グループの工藤祐介主事がそれぞれ取組について話した。

 田中主事は、しべつチャレンジスクール実行委員会などの団体が中心となって、通学合宿を実施していることを紹介した。

 特徴の一つとして、女性スタッフが多いことから、女子児童に対して部屋の整理整頓、入浴指導などをしていることを伝えた。「地域の人材を最大限に活用した通学合宿を展開している。今後もこの活動をさらに市民に発信して、周知を図っていく」との考えを示した。

 このあと、小島主査の進行のもと演習を行い、次年度の通学合宿の充実について活発に意見を交流した。

(道・道教委 2019-02-15付)

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