危機管理の手引改訂３版―道教委　ライフラインなど追加　ＨＰ掲載し活用求める

（道・道教委 2019-02-15付）

　道教委は『学校における危機管理の手引～適切な学校運営のために』（改訂三版）を作成した。「ライフライン」の項目を追加し、これまでの追補版の内容を整理。手引は、学校教育局（生徒指導・学校安全）Ｗｅｂページに掲載しており、活用を呼びかけている。

　学校が様々な危機に際して迅速、的確に対応できるよう、北海道胆振東部地震やブラックアウトなどを踏まえ、具体的な対応を記述するなど従来の手引きを全面的に修正したもの。

　これまでの追補版の内容を整理し、関係法令や参考資料を最新のものに一新した。

　また、危機発生時の対応として、「ライフライン」の項目を追加したほか、第三章「新たな危機への対応」を新設し追補版だった「組織的な対応と児童生徒の指導に必要な情報管理の徹底」「弾道ミサイルが発射された際の対応」の項目を盛り込んだ。

　新たに追加した「ライフライン」の項目では、停電に伴い電気、水道、ガスなどが使用できなくなった場合における応急処置などの初動対応、防災対策のポイントなどを示した。

　道教委は、各学校において手引を参考にして学校の危機管理マニュアルを見直すとともに、教職員の危機管理意識の向上、危機管理体制の確立に努めるよう求めている。

(道・道教委 2019-02-15付)