【解説】外国人材受け入れへの対応
(解説 2019-02-18付)

 道は「外国人材の受入・共生に向けた対応方向」素案をまとめた。外国人児童生徒の教育の充実に向けて、外国人児童生徒を受け入れている市町村や学校の実態の把握、日本語指導の方法などに関する研修の実施、学校などへの指導助言など、今後の方向性を示している。年度内の策定を目指す。

 出入国管理法改正に伴い、特定技能をもつ外国人の増加が見込まれている。全国を上回るスピードで人口減少や少子高齢化が進行する本道では、外国人の受け入れがますます重要と認識。

 「外国人材の受入・共生に向けた対応方向」は、北海道で安心して働き、暮らすことができる環境づくりを進め、その魅力を国内外へ情報発信することで、多くの外国人が本道に就労することを目指すもの。

 外国人材の受入・共生に向けた課題を示した上で、道や市町村においては、人材育成や国・関係団体などとの連携強化を図りながら、受入拡大・共生に向けた環境づくりを進める必要性を提示。また「外国人とともに暮らすことの重要性を理解できる環境をつくる」「外国人が安全に安心して暮らせる環境をつくる」など五つの取組に関する基本方向と主な施策を挙げている。

 外国人児童生徒の教育の充実に向けた施策として、外国人児童生徒を受け入れている市町村や学校の実態を把握し、日本語指導の方法などに関する研修を実施するほか、学校などへの指導助言を行うこととしている。

 就業支援では、卒業後に就職を希望する留学生などの外国人材に対し、ジョブカフェなどにおけるキャリアカウンセリングを実施するほか、外国人材採用事例集の作成、外国人材と企業の交流会の開催などを盛り込んだ。

(解説 2019-02-18付)

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