【解説】30年の自転車事故発生状況(解説 2019-02-14付)
道警は、道内における自転車関連事故の発生状況をまとめた。三十年の事故発生件数は一千四百四十四件で前年より十三件減。死傷者数は十四人減の一千四百六十人だった。死傷者数のうち、高校生が二百五十五人、小学生が八十九人、中学生が七十六人、幼児が八人となっている。
ここ数年、自転車関連事故の発生件数は減少傾向にあるものの、人身事故の総数に対する占有率は一割以上を占める状況が続いている。
三十年における自転車関連事故の発生件数は一千四百四十四件。内訳は、自転車と自動車の接触事故が一千四百四件と九割以上を占めており、自転車と歩行者による事故が三十七件、自転車単独の事故が二件、自転車同士による事故が一件となった。
死者数は一人減の六人、傷者数は十六人減の一千四百五十四人。死傷者数のうち、未成年は高校生が二百五十五人、小学生が八十九人、中学生が七十六人、幼児が八人だった。
都市別にみると、負傷者数の五八・二%が札幌市となっており、旭川市が八・一%、函館市が七・〇%、苫小牧市が三・七%、帯広市が三・二%など。
月別では四~十一月にかけて死傷者数が集中しており、十月が二百二十五人と最多、八月が二百七人、十一月が百八十人などとなっている。
時間別では、午前八時から十時、午後四時から六時にかけて多く、午前八時から十時が二百四十六人、午後四時から六時が二百四十二人だった。
死亡者六人のうち、五人が六十歳以上の高齢者で、一人が十六歳。すべて自動車との衝突事故で、様態は出会い頭による衝突が三人、右折対直進、すれ違い時の衝突、左折時巻き込みがそれぞれ一人となっている。
(解説 2019-02-14付)
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