たくましく生きる力を　第１１次研究スタート　道特連総会

（関係団体 2019-02-27付）

９月に全道大会を開くことなどを決めた

　道特別支援学級教育研究連盟（＝道特連、池田哲也理事長）は二十三日、札幌市内のかでる2・7で定期総会を開いた。三十一年度から第十一次となる新二ヵ年研究をスタートさせることを決定。研究主題を「未来をたくましく生きる力の育成」と設定し、学習指導要領改訂のポイントを踏まえた授業づくりを目指す。また、九月に全道大会後志・岩内大会を開くことを盛り込んだ事業計画も決めた。

　道特連は、小・中学校と特別支援学校の学習指導要領改訂の経緯や基本方針、要点を理解し、社会の在り方を見据えて未来社会の姿を考えることが重要と認識。また、特別支援学級の授業づくりを通して、障がいのある子どもたちに予測困難な未来をたくましく生きる“本物の力”を身に付けさせることが大切とのとらえから、研究主題を「未来をたくましく生きる力の育成」、研究副主題を「学習指導要領改訂のポイントを押さえた授業づくりを目指して」と設定した。

　事業計画には、九月十三日から二日間、岩内地方文化センターなどで第六十七回全道大会後志・岩内大会を開くことを盛り込んだ。

　全道大会は、全日本特別支援教育研究連盟北海道地区集会、後志管内特別支援教育研究大会と兼ねて開催。

　初日は、岩内町内と共和町内の小・中学校六校で授業を公開する。全体会、記念講演などのあと、初日午後から二日目にかけて分科会を行う。

　第一～三分科会は授業づくり分科会とし、知的発達に課題がある児童生徒を対象に、第一分科会では生活単元学習、第二分科会では「特別の教科　道徳」について協議。第三分科会は情緒面や行動面、対人関係に課題がある児童生徒を対象に、自立活動について提言などを行う。第四分科会は課題別分科会で、不登校児童生徒への支援の実際をテーマとする。

(関係団体 2019-02-27付)