道小が第５回理事研修会　新会長に大石校長（札幌市豊平小）　チーム北海道で教育充実を

（関係団体 2019-02-26付）

大石新会長は、職能向上と本道教育の振興を図る道小の意義を強調

　道小学校長会は二十二日、ホテルライフォート札幌で第五回理事研修会を開いた。来年度の新会長に札幌市立豊平小学校の大石幸志校長、新事務局長に札幌市立篠路小学校の神谷敦校長を選出。大石新会長は「道小組織の活性化とともに、教育関係諸団体などと連携を図りながら“チーム北海道”として北海道教育の充実に努めたい」と抱負を述べた

　開会式では本間達志会長があいさつ。中央教育審議会教育課程部会の「児童生徒の学習評価の在り方について」報告を踏まえ、指導に関する記録を大幅に簡素化するなど、今後通知される指導要録のポイントを説明。小学校英語専科教員の加配定数を活用する場合の条件として、文部科学省は「中学校または高校英語の免許状所有者」「二年以上のＡＬＴの経験者」など四点を示したことなどを伝えた。

　議事に移り、本年度の会務・各部の活動を報告。九月十三・十四日に苫小牧市で開催予定の第六十二回教育研究胆振・苫小牧大会の進捗状況を報告した。

　また、五月十三日に開く第六十二回総会・研修会の日程・議案を協議。道教委による行政説明では、教員採用の状況、学校における働き方改革に関する進捗状況や新学習指導要領の実施に向けた文科省の各種資料など、各課担当主幹が情報を提供した。

　新年度役員として、新会長に札幌市立豊平小の大石校長、新事務局長に札幌市立篠路小の神谷校長を選出した。大石新会長は、様々な教育課題への対応、教育改革の推進に向け、これまで以上に校長の役割と指導性が問われていると指摘。学校のグランドデザインを明示するとともに、新学習指導要領の趣旨を踏まえた教育活動の計画・実施・評価・改善を図る校長の役割と、小学校長の職能向上、本道教育の振興を図る道小学校長会の意義を示し、「道小という組織を活性化させるとともに、道中学校長会、道ＰＴＡ連合会、道教委、民間団体等の教育関係諸団体などとも連携を図りながら、“チーム北海道”として北海道教育の充実に努めたい」と語った。

(関係団体 2019-02-26付)