９月に研究大会を開催　臨時総会で３１年度運営方針決定　札私幼

（関係団体 2019-02-20付）

幼児教育の無償化に向けた方針などを確認した

　札幌市私立幼稚園連合会（＝札私幼、前田元照会長）は十八日、ホテル札幌ガーデンパレスで三十年度臨時総会を開いた。三十一年度の運営方針や重点目標を確認したほか、事業計画や収支予算を決定。九月に研究大会を開催することなどを承認した。

　冒頭、前田会長があいさつ。

　次年度の活動について「希望があればどんどん出してほしい」と要請した。

　また、十月から始まる幼児教育の無償化について、「ことしは大切な一年。引き続き、先生方のために汗をかいていきたい」と展望を示した。

　議事では、三十一年度の運営方針を確認。幼児教育の無償化によって、これまで以上に幼児教育の質向上が求められることから「教職員の専門性の向上を目指した研修事業に重点を置く」「地域の幼保小連携、幼小接続を図る」「特別支援教育の一層の充実を目指す」などの方針を示した。

　また、重点目標として、①幼児教育に関する充実促進②人材の確保および教職員の資質の向上③子ども子育て支援新制度への対応④国が進める「子育て安心プラン」「幼児教育無償化」への対応―の四点を定めた。

　三十一年度の事業計画については、九月二十七日から二日間日程で第六十二回道私立幼稚園教育研究大会札幌ブロック大会兼第五十一回札幌市私立幼稚園教育研究大会を開催することなどを承認。一日目に公開保育や保育研究を市内各園で実施し、二日目は札幌市民ホールで開会式および講演会を行う。

　このあと、三十一年度の収支予算案について協議し、決定した。

(関係団体 2019-02-20付)