渡島小中校長会が教育実践表彰式　さらなる飛躍に期待　実践の継続・発展誓う

（関係団体 2019-02-18付）

本年度は７校が表彰状を受け取った

　【函館発】渡島小中学校長会（竹嶋充会長）は八日、北斗市総合文化センターで三十年度渡島小中学校長会教育実践表彰の表彰式を執り行った。学力向上や部活動などで優秀な成果・成績を収めた七校の代表者に竹嶋会長が表彰状を手渡し、さらなる飛躍を期待した。

　本年度は、教育実践表彰で三校、教育特別賞で五校を選出した。

　表彰式では、岩間唯史選考委員長が選考結果を発表したあと、竹嶋会長が一人ひとりに表彰状を手交。今後のさらなる取組の充実や成績の向上を願った。

　受賞者代表あいさつでは、福島町立福島中学校の岩井祐巳校長が「今回の受賞は本校だけでなく、福島町全体の取組が評価されたもの」と謝辞を述べ、「この実践が継続・発展するように職員一同、精進していきたい」と抱負を語った。

　受賞校の実践内容、対象の成績、受賞理由はつぎのとおり。

【教育実践表彰】

▼福島町立福島中学校（岩井祐巳校長）

▽実践内容

　地域と連携し、地域人材を活用した「がん教育」

▽受賞理由

　現在注目されている「がん教育」に早くから取り組み、保健体育や道徳だけでなく、教科横断的な指導計画を作成して学校全体で指導を進めてきた。また、学校医と連携した実践や町の行事へ積極的な参加を続ける姿勢を高く評価する。

▼北斗市立上磯中学校（海野厚二校長）

▽実践内容

　多様な運動経験を通して運動の楽しさを味わう体力向上の取組

▽受賞理由

　体力向上に向けた取組を保健体育の授業改善だけでなく、部活動同士の切磋琢磨や認め合いなどを継続させることで生徒の意欲を高めた取組。また、学校内にとどまらず、市や地域の行事へ積極的に参加を続ける継続的な取組を高く評価する。

▼長万部町立長万部中学校（長谷川秀雄校長）

▽実践内容

　校種間連携～十二年間を見通した児童生徒の育成および小・中・高の円滑な接続

▽受賞理由

　文部科学省指定の「中高一貫教育（連携型）推進研究校」の取組をスタートに中高連携や小中連携の取組を推進し、二十九年度からは小中高での「家庭学習習慣」や「教職員研修会」「長期休業中の学習会」などの実践を高く評価する。

【教育特別賞】

▼北斗市立久根別小学校（白石眞嗣校長）

▽対象の成績＝吹奏楽部が第18回東日本学校吹奏楽大会金賞

▼北斗市立上磯小学校（髙橋徹校長）

▽対象の成績＝吹奏楽部が第37回全日本小学校バンドフェスティバル金賞

▼北斗市立上磯中学校

▽対象の成績＝吹奏楽部が第66回全日本吹奏楽コンクール金賞

▼北斗市立大野中学校（村上篤校長）

▽対象の成績＝吹奏楽部が第18回東日本吹奏楽大会金賞

▼北斗市立浜分中学校（大橋宏明校長）

▽対象の成績＝町井大城君（三年）が第45回全日本中学校陸上競技大会の男子二〇〇㍍で優勝

(関係団体 2019-02-18付)