【解説】１月末の少年非行等概況　道警

（解説 2019-03-06付）

　道警本部は、ことし一月末における少年非行等の概況をまとめた。検挙・補導された非行少年は、一月末時点で八十人（うち女子十七人）。前年同期比十一人、一五・九％増加した。

　内訳は、刑法犯が十三人、二一・七％増の七十三人（同十七人）、特別法犯が四人、四四・四％減の五人（同ゼロ）。

　飲酒、喫煙、深夜はいかいなどの非行少年に該当しない不良行為少年は、八十一人、一四・九％増の六百二十五人（同百六十五人）が補導された。

　刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が三人増の五十人で、全体の六八・五％を占めた。窃盗犯の手口別では、万引きが四人減の二十八人で、最も高い割合（五六％）。粗暴犯は九人増の十人だった。

　また、学職別では小学生が五人増の十五人、中学生が一人増の十四人。小・中学生で全体の三九・七％を占めた。高校生は二人増の二十六人で、全体の三五・六％。このほか、その他の学生が一人減の三人、有職少年が六人増の十一人、無職少年が増減なしの四人となった。

　特別法犯で検挙・補導された五人の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が一人減の一人、軽犯罪法が一人増の一人、その他の特別法が増減なしの三人となった。

　薬物乱用少年は、前年同期と同じくゼロ。

　少年の福祉を害する福祉犯は、検挙人員が八人増の二十人。内訳は児童買春・児童ポルノ禁止法が二人増の八人、育成条例違反が五人増の十一人などとなった。

　また、被害に遭った少年は二十九人減の十八人となった。法令別では児童買春・児童ポルノ禁止法が十人と全体の五五・六％。学職別では、児童生徒が十六人と、全体の八八・八％を占めた。

(解説 2019-03-06付)