札幌市小学校長会が総会・研修会 新会長に明園小・佐藤氏 議論重ねチーム力生かす(関係団体 2019-03-11付)
佐藤新会長
札幌市小学校長会は七日、ホテルライフォート札幌で三月総会・研修会を開いた。「学校経営の充実」など三十一年度の活動の重点を示したほか、共同研究主題「未来を創造する札幌人を育成する豊かで確かな小学校教育の実現」のもと、各専門部が研究を進めることを確認。三十一年度役員選考では、新会長に札幌市立明園小学校の佐藤裕三校長、新事務局長に札幌市立中央小学校の林貞年校長を選出した。佐藤新会長は自立した札幌人の育成や信頼される学校づくりに向けて取り組む姿勢を示し、「共同研究推進委員会や組織運営検討委員会の中で積み重ねてきた議論を大切にしながら、引き続きチーム市小としての検討を進め、具体的な改善の方向が明らかになるように努めたい」との考えを示した。
冒頭、鈴木宏宣会長があいさつ。台風や地震など三十年度を振り返り「互いに助け合おうとする心など、学校と地域の強さを垣間見ることができた」と話した。
また、札幌市学校教育の重点や今後の組織の在り方にふれた上で、総会・研修会の成果を三十一年度につなげることを求めた。
来賓あいさつでは、札幌市教委の山根直樹教育次長が登壇。
新学習指導要領について学校段階間の接続の充実を図ることが総則に位置付けられていることにふれ「小中を通じた指導内容の連続性や系統性を重視した教育の充実を図ってほしい」と呼びかけた。
このあと、組織運営検討委員会の答申について報告。今後の組織運営や各専門部の研修などを示した。
また、三十一年度の運営方針や活動の重点を確認。活動の重点には「学校経営の充実」「研修活動の充実」「組織の充実強化」を盛り込んだほか、共同研究主題「未来を創造する札幌人を育成する豊かで確かな小学校教育の実現」のもと、各専門部が研究を進めることを確認した。
活動計画では、十月八日に臨時総会・経営法制研修会、来年二月六日に研究大会を開くこととした。
また、三十一年度の役員選考を行い、新会長に明園小の佐藤校長、新事務局長に中央小の林校長を選出した。
佐藤新会長は、これまでの校長会の取組を受け継ぎ、自立した札幌人の育成や信頼される学校づくりに向けて一丸となって取り組んでいく方針を示した。
また、三十年度は校長会の在り方などを模索してきたことにふれ「共同研究推進委員会や組織運営検討委員会の中で積み重ねてきた議論を大切にしながら、引き続きチーム市小としての検討を進め、具体的な改善の方向が明らかになるように努めたい」との考えを示した。
続く研修会では、「校長としての職能向上に必要な研修を目指して」について研究部が発表した。
三十一年度の役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽会長=佐藤裕三(明園小・新)
▽副会長=辻尚樹(手稲宮丘小)、舘岡秀孝(屯田南小・新)、池田哲也(ひばりが丘小・新)、大石幸志(豊平小・新)
▽監査=類家斉(山の手小)、野村幸明(東橋小)、髙安敦子(手稲鉄北小・新)
▽事務局長=林貞年(中央小・新)
▽事務局次長=島田裕文(大倉山小・新)、附田裕哉(簾舞小・新)
▽会計=北圭一(北九条小・新)
(関係団体 2019-03-11付)
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