今後の教育活動改善に　道教委が実践報告書

（道・道教委 2019-03-15付）

　道教委は、『三十年度道公立学校等教育実践報告書』をまとめた。管理職のリーダーシップのもと、全校一丸となって取り組んだ実践や校種間連携による授業改善など各学校の実践を紹介。早ければ今月中に各学校に送付する。

　道教委は毎年度、各学校の教育実践のさらなる充実を図るため、道内の学校などから教育実践の成果を募集し、関係者に周知している。

　本年度は新学習指導要領の全面実施を見据え、管理職のリーダーシップのもと、全校がチームとなった包括的な学校改善などに関する実践、校種間が連携した主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に関する実践を掲載。小・中学校一編、小学校十二編、中学校二編、高校二編の計十七編を掲載している。

　小・中学校編では、雨竜町立雨竜小学校と雨竜中学校が連携して取り組んだ実践を紹介。全教職員が参画した小・中学校グランドデザインの策定、授業力向上に向けた合同研修の実施、九年間の学びを把握するポートフォリオシステムの導入などの取組や成果を挙げている。

　早ければ三月中に各学校に配布する。道教委は、報告書に掲載されている教育実践を有効に活用し、今後の教育活動の改善に生かすよう呼びかけている。

(道・道教委 2019-03-15付)