千歳科技大ｅラーニング申込状況　全管内３８市町村に拡大　３月１１日現在　活用事例集Ｗｅｂ公開

（道・道教委 2019-03-15付）

　千歳科学技術大学のｅラーニングシステムを導入する自治体が、十一日現在で十四管内の三十八市町村に広がっていることが道教委の調べで分かった。活用している小・中学校、義務教育学校は計八十三校。北広島市など一市三町一村は、全小・中学校で導入している。義務教育課Ｗｅｂページにはｅラーニングシステムを効果的に活用している小・中学校九校の事例を紹介しており、参考とするよう呼びかけている。

　道教委は三十年二月、千歳科学技術大と相互の連携協力に関する協定書を締結。場所を問わずに学びの機会を提供できる同大のｅラーニングシステムの活用促進に取り組んでいる。

　道教委によると、十一日現在におけるシステムの利用申込市町村数は三十八市町村。小学校二十六校、中学校五十五校、義務教育学校二校、その他学校三校の計八十三校が利用しているほか、教育委員会が設置する学習スペースや教育支援センターでも活用されている。

　全小・中学校でシステムを導入している市町村は、北広島市、沼田町、仁木町、新ひだか町、音威子府村の一市三町一村。中学校については、札幌市を除く導入率が一一％と二桁に達した。

　費用負担はなく、市町村教委が道教委義務教育課に申請し、市町村教委と学校の管理アカウントを作成。児童生徒のアカウントを発行し、利用できる。

　道教委は十三日、ｅラーニングシステムの効果的な活用事例を義務教育課Ｗｅｂページに公開。学習内容の定着を図る授業での補充的な学習や個別学習、家庭学習にシステムを活用している小・中学校九校の取組やその成果を紹介している。

　十一日現在のシステム利用市町村はつぎのとおり。

▼空知＝沼田町、滝川市、長沼町、奈井江町、新十津川町、秩父別町

▼石狩＝恵庭市、江別市、北広島市、石狩市

▼後志＝小樽市、古平町、喜茂別町、仁木町

▼胆振＝むかわ町、洞爺湖町、苫小牧市、登別市

▼日高＝新ひだか町

▼渡島＝函館市

▼檜山＝せたな町

▼上川＝占冠村、美深町、音威子府村、中富良野町、美瑛町、比布町、富良野市、鷹栖町

▼留萌＝増毛町

▼宗谷＝浜頓別町、中頓別町

▼オホーツク＝網走市、湧別町、小清水町

▼十勝＝士幌町

▼釧路＝白糠町

▼根室＝別海町

(道・道教委 2019-03-15付)