動画「教育相談の資質向上に向けて」　困っていない心理　道教委がWeb上に追加

（道・道教委 2019-03-18付）

　道教委は、教員研修用動画シリーズ「教育相談の資質向上に向けて」における第三回「相談の心理（援助要請）に配慮した指導・援助の実際」をＷｅｂページで追加配信した。今回のテーマは「困っていない心理」。道教育大学函館校の本田真大准教授が、周囲から不満をもたれていることに気付いていない生徒の相談方法や指導・援助のポイントを解説している。

　道教委は、二十九年度から教育相談の基本的な考え方や進め方などを示す教員研修用動画シリーズ「教育相談の資質向上に向けて」を制作。これまで、「教育相談で用いるカウンセリング技法」八本、「自殺（念慮、企図、未遂等）への対応と予防」二本、「相談の心理（援助要請）に配慮した指導・援助の実際」二本を配信している。

　今回、ＷＥＢページに「相談の心理（援助要請）に配慮した指導・援助の実際」の続編「第三回：困っていない心理」を追加した。

　動画の登場人物は、他人の気持ちを察することができずに友達に接したため、周りから不満をもたれたが、そのことに気付いていない女子生徒。道教育大函館校の本田准教授がその相談事例をもとに、いじめにつながらないようにする相談方法や、指導・援助のポイントを解説している。

　道教委は「動画を積極的に活用し、いじめ等にかかる教育相談について、個人の資質向上を図るとともに、学校が組織的・体系的な生徒指導の取組を進めてほしい」としている。

(道・道教委 2019-03-18付)