道教委が女性教職員活躍推進会議　働き方改革を進めて　管理職への環境づくりで指摘

（道・道教委 2019-03-20付）

キャリア形成などに関して意見を交わした

　道教委は十三日、道庁別館で三十年度女性教職員活躍推進会議を開いた。人事上の配慮に関する取組や女性教職員のキャリア形成に関して説明・協議。出席者からは、管理職を目指す環境づくりの視点から、働き方改革を進めていくことの必要性を指摘する声などが上がった。

　道教委は、女性の活躍の推進に向けた数値目標や、目標を達成するための主な取組などを定めた特定事業主行動計画を策定し、計画に基づいた取組を進めている。本年度会議には十一人が出席した。

　開会に当たり、土井寿彦総務政策局長があいさつ。これまで特定事業主行動計画に基づき各種取組を推進してきたことを伝えた。

　議事に移り、人事上の配慮に関する取組と女性教職員のキャリア形成を議題に協議した。

　人事上の配慮に関する取組に関しては、事務局が特定事業主行動計画をもとに説明。計画に掲げている数値目標やその進捗状況、女性管理職の登用拡大に関する取組状況などを報告した。

　また、総務省が示した女性活躍推進法の施行後三年の見直しの方向性を紹介。女性活躍のために取り組むべき課題として、①長時間労働の是正などの働き方改革②性別にかかわりない職務の機会付与と適切な評価に基づく登用③男性の育児参加の促進―の三つを提示し、行動計画の基礎となっている状況把握項目、情報公表項目の見直しの方向性を示した。

　出席者からは「管理職を目指す環境づくりの視点から、働き方改革を進めていくことが必要」「女性教職員のキャリア形成において、二十代から三十代の職員に対する意識付けが重要であり、各管内で実施しているミドルリーダー研修会は効果がある」などの意見が挙がった。

(道・道教委 2019-03-20付)