道教育推進会議第７期第６回会議　若い世代の意見入れて　情報教育推進に関し指摘

（道・道教委 2019-03-20付）

委員１１人が出席し、意見を交わした

　道教育推進会議（会長・石田政充美深町教委教育長）は十八日、札幌市内の道第二水産ビルで第七期第六回会議を開いた。三十年度道教委の活動状況に関する点検・評価報告書について確認したほか、情報教育をテーマに意見を交換。委員からは「実際にインターネットを活用している若い世代の意見を取り入れて情報教育を進めることが大切」などの声が上がった。

　道教委の附属機関である道教育推進会議は、条例に基づき、道教委の管理・執行状況の点検・評価、諮問に応じて基本的な計画の策定・変更に関する調査審議を所掌している。

　第七期六回目の会議には、委員十一人全員が出席した。

　開会に当たり、土井寿彦総務政策局長が「情報教育をテーマにきたんのない意見をいただきたい」とあいさつした。

　議事に移り、名子学教育政策課長が三十年度道教委の活動状況に関する点検・評価報告書について説明。報告書の構成・内容やこれまでの評価の考え方、新しい教育計画を対象とした点検・評価における評価方法の案などを示した。

　続いて、情報教育をテーマに意見を交換した。

　川端雄一教育環境支援課長は、実際の授業の様子を記録した動画を示しつつ、高校における遠隔授業およびＩＣＴを活用した授業の取組経緯や内容を紹介。また、青田基委員が道教育大学附属函館中学校と函館中部高校で実施した情報教育およびＩＣＴを活用した教育の視察報告を行った。

　説明・報告を受け、委員からは「産業界等と連携し、学校間にモデル校を設置するなどして、情報教育を進めてみては」「大学生など、実際にインターネットを活用する若い世代の意見を取り入れることが大切」などの意見が挙がった。

(道・道教委 2019-03-20付)