全国学力・学習状況調査への対応―釧路局　独自に採点結果を集計　授業改善へ指導資料作成も

（道・道教委 2019-04-19付）

　【釧路発】釧路教育局は、18日に実施された31年度全国学力・学習状況調査にかかる管内における今後の対応方針を決めた。独自に自校採点結果の集計を行い、成果と課題を整理。新たに成果が上がった要因も各校が分析することとした。授業改善につなげるための指導資料の作成も計画している。

　教育局は、31年度管内教育推進の重点項目に「学力向上に向けた検証改善サイクルの継続的な推進」「“主体的・対話的で深い学び”を実現する授業改善の推進」を掲げており、管内全体で学力向上に向けた取組を進めている。

　このため、管内独自に全国学力・学習状況調査の自校採点結果を集計し、調査対象教科の成果と課題を整理。指導主事による指導助言への活用、課題解決に向けた指導資料の作成などによって、各校の授業改善における実効性ある取組を早期から進められるようにする。

　学校は各教科の正答率、これまでの取組の成果が表れた設問番号と正答率・無回答率、成果が上がった要因、課題と思われる設問番号と正答率・無回答率を記入し、5月24日までに提出する。

　教育局は「各校の継続的な検証改善サイクルの確立を支援するため、成果の上がった学校の良い取組を周知したい」としている。

(道・道教委 2019-04-19付)