新たにプログラミング教育講座―道研が5月 児童の立場で実践力を 講師は宮城教育大・安藤教授(道・道教委 2019-04-18付)
道立教育研究所は、5月13日の「小学校のプログラミング教育充実研修~自校に応じたプログラミング教育の進め方」を皮切りに、本年度の研修講座を開始する。本年度新たに開講する同講座では、文部科学省の『小学校プログラミング教育の手引』作成協力者の一人である宮城教育大学の安藤明伸教授を講師に招へい。講義や演習のほか、模擬授業を行い、受講者は児童の立場で体験しながら実践力を養うことができる。受講申込受付は26日まで。
5月13日に行う同講座は、小学校および特別支援学校小学部の教諭を対象に開講。
プログラミング教育のねらいや進め方についての理解を深め、自校への導入の方策を考えることを目的としている。
研修の冒頭では、ワークシートを用いてプログラミング教育導入に当たっての個々の課題や悩みを明確化。このあとの研修内容やトークセッションに反映することで、より受講者の課題に寄り添った研修内容を展開していく。
講義では、安藤教授がプログラミング教育の在り方について説明。公開講義にも指定されている。
続く演習では、1人1台パソコンを操作しながら子ども向けプログラミング言語「Scratch」の使い方を学ぶほか、「プログラミング教育の実際」と題して安藤教授が模擬授業を行う。
授業内容は、プログラミング学習導入後に実際に現場で行うことが想定される5年生の算数から図形の学習、6年生の理科からセンサーを用いた通電の制御の学習などを行う。
受講者は、児童の立場でプログラミング授業を体感することによって、授業の進め方のポイントを学び、実践力を養うことができる。
このほか、安藤教授と所員によるトークセッションを実施。冒頭で明確化した個々の課題や、演習で明らかになったポイントなどを踏まえつつ、受講者の声も取り入れながら、双方向性の協議を行っていく。
最後には、プログラミング教育の推進に向けて、自校へ導入し組織的に取り組むための方策を考える。
安藤教授からアドバイスを受けながら、カリキュラム上の位置付けなどを整理することで、実践の最初の一歩を踏み出すことができる。
受講申込書に必要事項を記入し、道立学校は道研まで、市町村立学校は各市町村教委を通じて申し込む。道立学校のみ、道研Web
ページの登録フォームによる申込が可能。
26日まで受け付けている。
(道・道教委 2019-04-18付)
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