中学校教員の英語力向上を支援 指定校で授業改善など ハンドブック作成も検討 道教委(道・道教委 2019-06-27付)
道教委は本年度、ほっかいどう学力向上推進事業の一環として、中学校教員の英語力向上を支援するプロジェクトを検討している。各管内に推進校を1校指定し、全国学力・学習状況調査結果の分析・検証を踏まえた授業改善や公開授業などを実施。また、単元の指導計画や「CAN―D0リスト」と関連付けたパフォーマンステストに関するハンドブックを作成し、中学校におけるテストの質の向上を図る。
新学習指導要領の実施を踏まえ、中学校教員の英語力・指導力の向上、生徒の英語力向上に向けた環境整備の支援を検討しているもの。
取組内容は、授業改善推進プロジェクトとハンドブック作成プロジェクトの2点。
授業改善推進プロジェクトでは、各管内に推進校を1校指定し、①全国学力・学習状況調査(英語)結果の分析・検証を踏まえた授業改善②パフォーマンステストを活用した「CAN―D0リスト」形式の学習到達目標の適切な把握③管内の小学校教員や中学校英語担当教員を対象とした公開授業の実施―に取り組む予定。
①~③の実施に当たっては、言語活動の充実、異校種間の連携、ICT機器の活用なども参考に取組を進める。推進校を対象とした授業改善推進プロジェクト研究協議会の開催を通して各管内の取組状況、成果や課題などを共有し、事業の効果的な実施を図る。
ハンドブック作成プロジェクトでは、中学校でのパフォーマンステストの質の向上を図るため、単元の指導計画や「CAN―D0リスト」と関連付けたパフォーマンステストの実際などを盛り込むハンドブックを作成する。
各管内における推進校の英語担当教員、管内の中核として英語教育を推進することが期待される教員などを作成委員として選定し、ハンドブック作成委員会において検討を進める。
(道・道教委 2019-06-27付)
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