道学校給食功績者表彰受賞者の功績(道・道教委 2019-06-26付)
道教委が決定した令和元年度道学校給食功績者表彰の受賞者と功績概要はつぎのとおり(年齢、所属・職名は4月1日現在)。=敬称略=
▼木下美佐子(64)=鷹栖町学校給食センター調理員(臨時職員)
25年の永きにわたり、調理員として従事している。日々、研鑚を怠らず、自身が習得した調理知識を後輩調理員に伝え、また、調理場の衛生環境の向上と調理員の衛生管理意識の向上に努めた。
豊富な経験とリーダーシップによって、同給食センターの礎を築いたその功績は顕著である。
▼木村末子(59)=枝幸町学校給食センター調理員(臨時職員)
22年の永きにわたり、調理員として従事している。長年の知識と経験を生かし、副責任者として責任者をサポートし、衛生管理の徹底や後輩調理員への指導助言を積極的に行っている。また、小学校で行われる食育の授業において食の大切さを伝えるなど、食育活動においても貢献し、その功績は顕著である。
▼香西昭子(55)=苫前町学校給食共同調理場給食調理員(非常勤)
24年の永きにわたり、給食調理員として従事している。学校給食に対する強い責任感と研究心をもって調理業務に取り組んできた。
また、地元食材を活用した食育の一端を担うとともに、常に調理技術の研鑚に努め、ほかの調理員の模範となるなど、その功績は顕著である。
▼髙野美智代(60)=今金高等養護給食調理員(非常勤)
22年の永きにわたり、給食調理員として従事している。栄養教諭と連携し、地場産物を活用した献立や行事食など、生徒の実態などを勘案して調理の工夫を行い、学校給食の充実に多大な貢献がある。
さらに、後輩の育成にも尽力しており、その功績は顕著である。
▼千葉直美(52)=札幌市立手稲中栄養教諭
32年の永きにわたり、学校栄養職員、栄養教諭として従事している。札幌市学校給食栄養士会では会長として中心的役割を担い、学校給食への理解を深めるため、食育に関する情報を発信し、広く子どもたちの生活習慣や食習慣の改善に努めている。
また、新採用栄養士研修会では講師を務めるなど、後輩栄養教諭などの育成にも貢献しており、その功績は顕著である。
▼灰野由希子(57)=札幌市立豊平小調理員
26年の永きにわたり、調理員として従事している。平成26年度から札幌市の調理主任を務めるなど、学校給食の安全性の向上や札幌市学校給食共通献立の改善に尽力した。
また、長年の経験に基づいた助言や知識の継承によって、ほかの調理員のレベルアップを図り、学校給食の質的向上に貢献するなど、功績は顕著である。
▼長谷川吉伸(59)=稚内市学校給食センター技師(給食調理員)
26年の永きにわたり、給食調理員として従事している。多くの経験と知識を生かし、調理作業の中心的な役割を担い、安全でおいしい給食づくりに取り組むなど、ほかの職員の模範となっている。
また、地場産物の活用のほか、バイキング給食の実施に当たり積極的にかかわるなど、食育の推進に貢献しており、その功績は顕著である。
▼門馬則子(57)=札幌視覚支援栄養教諭
36年の永きにわたり、学校栄養職員、栄養教諭として従事している。地域の人材、資源を最大限活用した特色ある食育を推進し、また、文科省発行の『食に関する指導の手引』、道教委発行の『食に関する指導』の作成協力、執筆のほか、各種研究会、協議会で発表、助言を行うなど、食育の充実に注力したその功績は顕著である。
▼山本洋子(57)=遠軽町立南中給食調理員
25年の永きにわたり、調理員として従事している。後輩調理員などを指導し、安全・安心な学校給食の提供に努めるほか、毎年、衛生管理などにかかる研修会に参加し研鑚を積んでいる。
また、調理師免許を取得し、栄養教諭が配置されていない学校における衛生管理責任者として調理場の衛生管理に努めるなど、その功績は顕著である。
▼結城明美(59)=紋別養護給食調理員(非常勤)
23年の永きにわたり、給食調理員として従事。児童生徒の個々の身体状況に応じて、常に工夫された調理を実施してきたほか、地場産の魚介類を活用するなど、調理員の立場から食育の取組を実践してきた。
また、後輩調理員の指導を行うなど、円滑に学校給食業務を推進したその功績は顕著である。
(道・道教委 2019-06-26付)
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