実践的安全教育構築事業モデル地域　留萌、せたな、えりもに　防犯や災害安全等で取組　道教委

（道・道教委 2019-06-28付）

　道教委は文部科学省委託「実践的安全教育モデル構築事業」の令和元年度モデル地域に留萌市、せたな町、えりも町を決定した。留萌市が「防犯を含む生活安全」、せたな町が「交通安全」、えりも町が「災害安全」に関する取組を重点的に推進。市町村教委と連携しながら実践的安全教育モデルを構築・普及させ、学校における安全教育・安全管理の一層の充実を図る。７月５日には、第１回推進委員会を開き、モデル地域の担当者が本年度進める事業の概要を説明する。

　事業は、文科省の委託を受けて道教委が実施する。市町村教委と連携し、防犯を含む生活上の安全教育、交通安全教育、防災教育について、指導方法や教育手法の開発・普及、通学時を含めた学校における児童生徒の安全確保体制の構築・普及、学校外の専門家による指導助言などを行う。

　事業を効果的、円滑に実施するため、道教委、連携する市町村教委、関係機関や学識経験者などで構成する実践的安全教育モデル構築推進委員会を設置。関係機関と調整し、学校が参加する実践的な取組を実施する地域としてモデル地域を指定した。

　道教委はモデル地域において、事業の円滑な実施を図るため、連携する市町村教委と共同で実践委員会を設置。

　モデル地域内で他の学校安全の取組を牽引する学校を拠点校として指定するとともに、すべての学校に学校安全を推進するための中核となる教員を位置付け、実践・成果を共有しながら地域全体の連携体制の構築を図る。

　本年度モデル地域に指定された留萌市は「防犯を含む生活安全」、せたな町は「交通安全」、えりも町は「災害安全」に関する取組を重点的に進める。

　各モデル地域は、事業目標を明確にした上で、成果指標を設定し、取組の成果を評価・分析。また、実行委員会が指定した拠点校を中心に地域全体における学校安全の取組の向上を図る。

　７月５日には、道庁別館で第１回推進委員会を開き、事業を実施する市町村教委の担当者がそれぞれ事業概要を説明するほか、事業の効果的な実施に向け、関係機関・学校安全アドバイザーと意見を交わす。

(道・道教委 2019-06-28付)