ネイパルの管理目標達成評価 5施設で「AA」達成 宿泊室・稼働率は深川と森が最高評価 道教委まとめ
(道・道教委 2019-07-02付)

 道教委は、道立青少年体験活動支援施設の平成30年度管理の目標達成評価結果をまとめた。評価採点の合計13・5点を獲得した足寄をはじめ、5施設で総合評価「AA」を達成。厚岸は、日帰り利用者数が目標値を下回ったことから総合評価「B」となった。年間宿泊室稼働率では、深川と森が最高評価を獲得。主催事業の実施回数においては、全施設で目標値を上回った。

 指定管理者制度を導入している砂川・深川・森・北見・足寄・厚岸のネイパル6施設における調査結果をまとめたもの。

 「利用促進」「体験活動プログラムの実施・普及」「安全管理と運営能力の向上」の3区分8項目で評価している。

 各評価項目で定める評価採点の合計値によって、「AAA」(非常に適切な管理運営)、「AA」(十分に達成水準を満たしている)、「A」(達成水準を満たしている)、「B」(達成水準を満たしていない)、「C」(不適切な管理運営であり、道が改善指示を行う)の5段階で評価。評価点の合計14点以上が「AAA」、12~14点未満が「AA」、10~12点未満が「A」、7~10点未満が「B」、7点未満が「C」と評価。

 区分「利用促進」のうち、年間宿泊室稼働率は、深川が62・7%、森が60・2%で最高評価3点を獲得。次いで、厚岸が57・2%、足寄が56・1%、砂川が55・8%で2点、北見が50・7%で1点となった。

 宿泊利用者の延べ人数は、北見と足寄の2施設が目標人数を達成。「日帰り利用者」では、砂川、深川、森、北見、足寄の5施設が目標人数を達成した一方、厚岸が目標値4400人を大きく下回る1374人だった。

 「体験活動プログラムの実施・普及」のうち、主催事業の実施回数は、足寄の46回をはじめ、森の36回、厚岸の35回など、全施設で目標値を上回った。

 「安全管理と運営能力の向上」のうち、利用者満足度の向上では、「満足」「やや満足」と回答した割合の目標値を9割に設定。100%の足寄を筆頭に全施設で目標値を超えた。

 結果、足寄の13・5点をはじめ、砂川、深川、森、北見の5施設で12点以上を獲得し、総合評価「AA」評価を達成。厚岸は、日帰り利用者数が目標値を下回ったため、「B」評価だった。

(道・道教委 2019-07-02付)

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