道教委が地域連携特例校等研究協議会　連携充実に向け意見　教職員など５６人参加

（道・道教委 2019-07-05付）

様々な観点から情報交換・協議を進めた

　道教委は２日、道庁別館で令和元年度地域連携特例校・地域連携協力校連携研究協議会を開いた。地域連携特例校・協力校の教職員など５６人が参加。特例校と協力校における連携の充実に向け活発に意見を交わした。

　地域連携特例校および地域連携協力校の連携の在り方について研究協議を行い、地域連携特例校の教育環境の維持充実を図るとともに、高校教育の改善・充実に資することがねらい。地域連携特例校・協力校の教職員など５６人が参加した。

　開会に当たり、唐川智幸高校教育課企画・支援担当課長があいさつに立ち、「広域分散型の本道において、人口減少社会への対応や地方創生の観点から地域の教育機能を確保することが重要」との認識を示した。

　また、時代の進展や生徒の幅広い学習ニーズに対応した多様なタイプの高校の在り方について検討する必要性を示し、一層の連携の充実に向けて様々な観点から情報交換・協議を行い、今後の取組につなげるよう求めた。

　続く全体説明では、高校教育課の岡本浩一主査がこれからの高校づくりの指針内容や地域連携特例校の導入状況、出張授業・遠隔授業の状況などについて説明した。

　また、『遠隔授業ガイドブック』を活用した研修を行い、ガイドブックの作成協力者で有朋高校の太田道男教諭がガイドブックの内容や活用方法などを解説した。

　続いて、阿寒高校の鳥本恭子教諭が「地域連携協力校以外の高校との連携」、夕張高校の若藤妃加莉教諭が「地域と連携した取組」をテーマに実践発表した。

　このあと、①地域連携協力校との連携に関する部会（特例校）②地域連携協力校以外の高校との連携に関する部会（特例校）③地域と連携した取組に関する部会（特例校）④出張授業・遠隔授業に関する部会（協力校）⑤遠隔システム等を活用した特例校への支援策に関する部会（協力校）―の５部会に分かれて研究協議を実施。特例校と協力校の連携の充実に向け意見を交わした。

(道・道教委 2019-07-05付)