新たにふるさと民俗芸能伝承事業　渡島・後志でフォーラム　３年計画、講演等通し振興　道教委

（道・道教委 2019-07-05付）

　道教委は、道ふるさと民俗芸能伝承事業を計画している。本年度から３ヵ年。各年度２地区でほっかいどう民俗芸能伝承フォーラムを開催するもので、本年度は１１月または１２月に渡島管内と後志管内での開催を計画。有識者による民俗芸能伝承に関する講演、他県の団体を交えたパネルディスカッションなどを実施し、伝承活動の取組の充実、継続的な振興・伝承を図っていく。

　道教委は、平成２７年度から３年間、ほっかいどう子ども民俗芸能振興事業を実施。道内４ブロックで児童生徒を対象に伝承講座や成果発表会を開き、民俗芸能に関する後継者の育成や普及・振興を図った。

　３０年度は、北海道１５０年記念式典と併せてほっかいどう子ども民俗芸能全道大会を開催。子どもたちや道民に対し、地域に伝わる民俗芸能にふれる機会を提供した。

　一方、民俗芸能の保存団体が人口減少や少子高齢化によって後継者の育成に苦慮している実態があることから、道教委はこれまでの事業の成果を踏まえ、本年度から３ヵ年計画で道ふるさと民俗芸能伝承事業を実施することを検討。

　２定補正予算案に関連予算を盛り込んだ。

　民俗芸能の保存団体や市町村職員、一般道民に対し、他団体との交流や他県の先進的な取組にふれる機会を提供するほっかいどう民俗芸能伝承フォーラムを各年度２地区で開催。伝承活動の取組の充実、継続的な振興・伝承を図る。

　本年度は渡島管内と後志管内での開催を検討中で、開催時期は１１月または１２月を予定。両会場では、有識者による民俗芸能伝承に関する講演、他県の団体を交えたパネルディスカッション、民俗芸能の披露などを計画している。

(道・道教委 2019-07-05付)