特別支援進路指導協議会石狩会場―道教委 入学者選考の内容理解 障がい程度によらない検査等(道・道教委 2019-07-05付)
210人が参加した
道教委は1日、札幌市内の道第2水産ビルで特別支援教育進路指導協議会(石狩会場)を開いた。石狩教育局主管で、全道14会場のトップを切り開催。次年度入学者を対象とした知的障がい特別支援学校高等部の就学者選考にかかる取組の説明では、障がいの程度によらない共通の入学者選考検査の実施や、1日で終了できる選考内容などについて共通理解を図った。
障がいのある生徒やその保護者の進路選択を適切に支援できるよう、知的障がい特別支援学校高等部の教育内容や、来年度入学者を対象とした知的障がい特別支援学校高等部の入学者選考の概要などの説明を通して、小・中学校などにおける特別な教育的支援を必要とする児童生徒の進路指導の充実を図ることが目的。
はじめに、札幌高等養護学校の山田賢一教頭、札幌伏見支援学校の小野寺利江教頭、市立札幌みなみの杜高等支援学校の小山学教頭が登壇。各校における知的障がい特別支援学校高等部の教育内容などを説明した。
続いて、石狩教育局特別支援教育スーパーバイザーを務める義務教育指導班の音羽孝文指導主事が、高校における特別支援教育について説明。特別な配慮を要する生徒の高校入学者選抜における配慮に関して、出願前の流れなどを確認した。
また、平成30年度から高校等における通級による指導が制度化されたことにふれ、自立活動の実践事例などを紹介した。
つぎに、道教委特別支援教育課の三瓶聡主査が、新しい形の知的障がい特別支援学校高等部への移行について説明。
「生徒やその保護者が障がいの程度によって学科を選択するのではなく、将来の進路希望などに応じて、教育課程の特色や学ぶ内容によって学校を選択することができる」との基本的な考え方を示した上で、本年度以降の入学者選考にかかる取組を紹介した。
「障がいの程度によらない共通の入学者選考検査の実施」「1日で終了できる選考内容」の2点を確認。普通科、職業学科にかかわらず学習状況調査と面接のみを行うことや、すべての学校間で出願先の変更ができる新制度などについて共通理解を図った。
なお、8日には保護者対象の協議会を開く。
(道・道教委 2019-07-05付)
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