学校協働活動推進協議会道央会場―道、道教委 各地域の活動充実へ 今日的な課題を理解(道・道教委 2019-07-08付)
各管内から85人が参加した
道教委と道は2日、道庁別館で本年度第1回道地域学校協働活動推進協議会(道央会場)を開いた。石狩教育局と石狩振興局保健環境部が主管。新・放課後子ども総合プラン推進のポイントや、虐待防止などの説明から今日的な課題への理解を深めたほか、交流を通して各地域における活動の課題解決や充実を目指した。
専門的な演習や講義によって、コミュニティ・スクールおよび地域学校協働活動を推進する人材の資質向上を図るとともに、他市町村との情報交流を通して、地域学校協働活動などの一層の充実を目指すもの。コミュニティ・スクール、地域学校協働活動などの事業で活動しているコーディネーターや指導員、サポーター、行政職員など、各管内から85人が参加した。
石狩教育局の鈴木究教育支援課長があいさつ。10月に第2回協議会を開くことを伝え、「あらためて理解を深める場とし、各地域での取組に成果を生かしてほしい」と呼びかけた。
続いて、石狩教育局の国枝知社会教育指導班主査と、道保健福祉部子ども未来推進局子ども子育て支援課の高島希主査が「新・放課後子ども総合プラン推進のポイントと今日的課題」をテーマに説明した。
国枝主査は、平成30年に公表された新・放課後子ども総合プランに示される背景・課題を紹介。共働き家庭の増加によって、放課後児童クラブの追加的整備が不可欠であることや、小学校内で放課後児童クラブと放課後子供教室を実施する一体型の増加を目指すことなどを説明した。
高島主査は、虐待による子どもの死亡事案が続いている現状にふれ、虐待の種類や本道における児童虐待の状況を解説。6月の児童福祉法改正によって体罰の禁止が制度化されたことについて、地域の児童相談所につながる電話相談窓口の活用を呼びかけた。
続いて、特別支援教育スーパーバイザーを務める石狩教育局義務教育指導班の音羽孝文主任指導主事が「集団の中で特別な支援を要する子どもへの具体的な対応について」と題して講義。発達障がいのある子どもが抱える様々な困難を挙げ、支援や対応のポイントなどを説明した。
午後からは4会場に分かれ、「遊びを通した子どもの体力・運動能力向上プログラム」「創作活動プログラム」などの選択研修を実施。
このあと、日常の取組や現状の課題などについて情報交流し、各地域における活動の課題解決や業務改善に役立てた。
(道・道教委 2019-07-08付)
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