道教委 がん教育支援連絡協議会　９月と１０月に研修会　現状踏まえ改善策協議

（道・道教委 2019-07-29付）

学校、行政、医療関係者ら２０人が出席した

　道教委は２２日、道庁別館で第１回がん教育総合支援事業連絡協議会を開いた。９・１０月にがん教育研修会を開催するなど、本年度事業計画を確認。がん教育の現状と課題を踏まえた改善策について協議した。

　文部科学省の委託事業として実施するがん教育総合支援事業の一環で、がん教育に関する計画への指導助言を行うもの。連絡協議会の構成員、がん教育推進校の教員のほか、教育行政・医療関係者など約２０人が出席した。

　開会に当たり、健康・体育課の豊村洋主幹があいさつ。学校教育を通じてがんへの理解を深め、がん患者に対する適切な態度や行動をとる重要性を示し、がん教育推進のため、きたんのない意見を求めた。

　続いて、髙田真弓指導主事が新学習指導要領におけるがん教育の取扱い、本道におけるがん教育の実施状況を説明。

　道保健福祉部の担当者は、がん診療連携拠点病院と連携して開講するがん教育出前講座、前年度作成したがん教育ＤＶＤを紹介した。

　つぎに、本年度がん教育総合支援事業の計画について説明。２９日、テレビ会議システムを活用してがん教育推進校実践研究検討会議を開くほか、９月以降、教員、外部講師を対象とするがん教育研修会を札幌市内で開くことなどを伝えた。

　このあと、本道におけるがん教育の推進に向けた改善・充実の在り方について協議。がん教育総合支援事業の本年度計画、地域特性に応じた取組の充実をテーマに意見を交わした。

　第２回連絡協議会は来年１月に開き、推進校の取組の報告、成果の検証、今後へ向けた提言を行う。

(道・道教委 2019-07-29付)