札幌市立学校の学力調査結果―文科省発表　中学で全国平均以上に　英語　１ポイント上回る

（市町村 2019-08-02付）

市立学校の各教科の平均正答率と平均正答数（クリックすると拡大表示されます）

　文部科学省は７月３１日、本年度全国学力・学習状況調査結果を発表した。札幌市立学校における教科に関する調査では、全国平均と比較して中学校国語と数学で１・２ポイントずつ、初実施となった中学校英語で１ポイントそれぞれ上回った。札幌市教委では９月９日に開かれる教育委員会会議で分析結果を公表する予定。

　本年度の調査では、従来の主に知識に関する「Ａ問題」と、主に活用に関する「Ｂ問題」を一体的に問う問題に変更。新たに中学校英語を加えた。

　札幌市の参加人数は、小学校６年生１万４４８５人と中学校３年生１万３２４３人となっている。

　教科に関する調査結果をみると、札幌市の平均正答率は、小学校が国語６２％、算数が６５％、中学校が国語７４％、数学６１％、英語５７％。

　全国平均と比較すると、小学校は国語が１・８ポイント、算数は１・６ポイントといずれも下回った。

　中学校は国語と数学が１・２ポイントずつ、英語が１ポイント全国平均を上回った。

　問題別でみると、小学校算数は、選択式、短答式の問題は全国の平均正答率を下回ったものの、記述式で全国平均を上回った。中学校では、英語の「聞く」「読む」「書く」いずれの領域も全国平均を上回った。

　市教委は、９月９日に行われる教育委員会会議で分析結果を公表する予定としている。

(市町村 2019-08-02付)