道教委第２回高校配置計画検討協　２～３学級の調整必要　５～８年度中卒者１１０人減

（道・道教委 2019-08-07付）

より良い高校配置の在り方に向け協議を深めた

　【帯広発】道教委は７月２６日、幕別町内の十勝教育研修センターで第２回公立高校配置計画地域別検討協議会（十勝学区）を開いた。道教委の山本明敏学校教育局高校配置担当局長らが令和２～４年度の計画や、中卒者の見通しなどを説明。十勝学区の５～８年度の見通しについて、中卒者が１１０人減となることから、「４年間で２～３学級相当の調整が必要」とした。

　協議会には、市町村長や高校長、市町村教委関係者、小・中学校長、ＰＴＡ、商工会議所職員などを含め約１４０人が出席した。

　ＰＴＡ関係者を対象にしたＰＴＡ分科会を行ったあと、全体会を開催。

　全体会では、十勝教育局の大橋則之局長があいさつし、２～４年度の配置計画が道議会で議論されたことにふれ、「活力ある教育活動を推進するために、今後とも皆さんの理解と協力を得たい」と呼びかけた。

　引き続き、山本高校配置担当局長や高校教育課の松田俊也配置・制度担当課長らが２～４年度の計画や、中卒者の進学動向などについて説明した。

　また、本年度の入学選抜において２次募集後に清水高校、大樹高校、本別高校でそれぞれ一間口減となったことをあらためて確認。その上で、各校における２年度の募集間口について、秋の配置計画の正式決定をもって発表する旨を伝えた。

　５～８年度の見通しについては、学区内で４年間に中卒者が１１０人減となることから、「４年間で２～３学級相当の調整が必要」と説明した。

　このあと、協議に移行。中で、大樹町教委の板谷裕康教育長は、町が大樹高校に対し手厚い支援を行っていることを報告した。

　また、授業のユニバーサル・デザイン化に向け、特別支援学校教員を同校に配置されたことに感謝を示し、「これからも各学校のニーズに応じた人員配置をお願いしたい」と要望した。

　このほか、より良い高校配置の在り方について、管内ＰＴＡ役員や傍聴者から盛んに意見が挙がった。

(道・道教委 2019-08-07付)