第７期第９回道教育推進会議　教員の魅力広く発信を　評価報告書最終案を了承

（道・道教委 2019-08-23付）

広報広聴活動について意見を交わした

　道教育推進会議は２１日、札幌市内の道第２水産ビルで第７期第９回会議を開いた。平成３０年度道教委の活動状況に関する点検・評価報告書の最終案を了承したほか、道教委の広報広聴活動について意見を交換。委員からは、保護者向けの広報誌などで教育改革を取り上げることや、教員の担い手不足の解消に向け、教員の仕事の魅力ややりがいを広く発信するよう求める声などが上がった。

　道教委の附属機関である道教育推進会議は、条例に基づき、道教委の管理・執行状況の点検・評価、諮問に応じて基本的な計画の策定・変更に関する調査審議を所掌している。

　第７期第９回会議には、委員１０人が出席した。

　開会に当たり、道教委の池野敦総務政策局長があいさつに立ち、今後の北海道の教育の推進に向け、それぞれの立場からきたんのない意見を求めた。

　議事に移り、事務局が平成３０年度道教委の活動状況に関する点検・評価報告書の最終案を説明し、全会一致で了承した。

　また、令和元年度の道教委の活動状況に関する点検・評価報告書の進ちょく状況についても解説。委員からは「本年度の取組計画にも、いじめ防止や不登校児童生徒への支援の取組の施策項目にスクールカウンセラーの配置拡充を入れてほしい」との意見が挙がった。

　このあと、道教委の広報活動について意見交換。委員からは「保護者にとっては、学習指導要領改訂などの教育改革の何が変わるのかが分からない。道教委の広報誌『ほっとネット』などで教育改革について取り上げるなどして周知を図ってほしい」「もっと多くの人に広報資料を見てもらうためには、保護者などが親しみやすい文面や興味が湧く内容となるような工夫が必要」「広報広聴活動で教員の仕事のやりがいや魅力が高まる内容を発信し、教員の担い手不足の解消につなげてほしい」などの意見が挙がった。

(道・道教委 2019-08-23付)