メディカル・キャンプ・セミナー―道教委 医学部進学へ考え深め 医大生とワークショップ (道・道教委 2019-08-22付)
道教委は6日から4日間、札幌医科大学、ネイパル深川、旭川医科大学を会場に、メディカル・キャンプ・セミナーを開いた。医学部進学を目指す道立高校の2年生43人が参加。3日目に行われた旭川医科大への訪問では、ワールドカフェ方式によるワークショップなどを通して、大学生と交流しながら今後の自身の学習方法などについて考えを深めた。
北海道大学、旭川医科大、札幌医科大が協力。
道教委は、平成20年度から医学部への進学を目指す道立高校2年生を対象にセミナーを開催。数学・英語などの講義をはじめ、地域医療の現状についての講演、医育大学での体験学習と大学生との交流などを通し、職業への理解を深めるとともに、進路希望の実現に向けた意欲の高揚と学力の向上を図っている。
初日は、札幌医科大での標本館の見学やグループ協議などのあと、ネイパル深川で参加者同士の親睦を深めるナイトプログラムなどを行った。
2日目は、数学と英語の講義のほか、河合塾札幌校の河崎力校舎長による講演や北海道大大学院医学研究科医学教育推進センターの高橋誠教授による特別講義などを受講した。
3日目は、旭川医科大を訪問。はじめに、参加者は、ミニ作文の演習に取り組んだ。
「近代生理学の父」とたたえられるフランスの生理学者クロード・ベルナールが1865年に著した『実験医学序説』から抜粋した文章を読み、ベルナールの見解について自分の考えを記入した。
続いて、3~4人のグループに分かれ、「医師を目指す自分が毎日学習するべきこと」などをテーマにワークショップ。話し合いの際には、医学科在学生もチューターとして、生徒たちをサポートした。
グループからは、「自分が医者になっている姿を具体的にイメージすれば、普段の生活の中で意識が変わってくると思う」「医学部受験に向けて、文章を読み解く力や表現を理解するためにも国語力が重要となってくる」などの発言が上がった。
最後に、振り返りとして、今までの活動の中で気付いたことや分かったことなどをアンケート用紙に記入した。
最終日は、数学・英語の講義に取り組み、セミナーのまとめを行った。
(道・道教委 2019-08-22付)
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