3年度以降 道民カレッジ制度変更―道教委 単位認定1時間1単位に 事務処理をオンライン化(道・道教委 2019-08-20付)
道教委は、道民カレッジ事業の改善に向けた検討を進めている。すべての講座の単位認定を1時間当たり1単位に統一するなど、認定制度の変更を計画。連携講座実施団体の負担軽減のため、これまで紙面提出だった登録申請や報告書提出などの事務処理をオンライン化する。令和3年度以降の制度変更を目指し、準備を進めていく。
道民カレッジは平成13年度に開講。産官学が連携して道内各市町村で行われている学習機会を体系化することで、道民に幅広い生涯学習の機会を提供している。
「ほっかいどう」「教養」「ジュニア」の3学科のもと、7コースの講座を展開しており、受講して必要な単位を取得することで、各コースの学士・修士・博士の称号を取得できる。
一方、連携講座の実施団体・事務局にとって、コースや単位認定制度、称号取得の手続きが分かりにくく負担があることや、連携講座の地域間格差といった課題が生じている。
このため、9日に開かれた道生涯学習審議会第4回センター部会では、道民カレッジの今後の方向性と改善案について検討。3年度以降、すべての講座における単位認定を1時間当たり1単位に統一するほか、従来7コースごとに授与していた学士・修士・博士の称号を、「ほっかいどう」「教養」「ジュニア」の3学科ごとに授与することとした。
また、連携講座実施団体の負担軽減を図るため、新規団体の登録申請や連携講座実施状況報告書の紙面提出をオンライン化。インターネットの道生涯学習情報提供システム上で実行できるよう切り替える。
地域課題の解決に向けた技能・知識を身に付ける「地域活動コース」の充実に向けては、地域活動やまちづくりに貢献する人材の育成を図る従来の事業のモデル事業化を計画。多くの市町村で地域課題の解決に向けた学習機会を増やすなど、内容充実を図る。
(道・道教委 2019-08-20付)
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