どさんこ☆子ども全道サミット いじめ根絶へ力を結集 地区会議共通テーマ決める 道教委
(道・道教委 2019-08-19付)

 【岩見沢発】道教委は8日から2日間、砂川市内のネイパル砂川でどさんこ☆子ども全道サミットを開いた。各管内で児童会長・生徒会長などを務める代表49人は、いじめのない明るい学校づくりに向けて、トークセッションやワークショップを通じ理解を深めた。参加した中学生・高校生は、9~11月に管内別で行うどさんこ☆子ども地区会議のテーマを協議し、テーマを「一人ひとりの良さを生かすために、他者との関わり合いを大切にしよう!」に決めた。

 児童生徒仲良しコミュニケーション活動奨励事業の一環として開いたもので、前年度から開催時期を夏季休業期間に変更。参加対象を各管内で児童会長・生徒会長などを務める代表者とした。

 初日、生徒指導・学校安全課の尾形友秀主幹があいさつ。「いじめのない楽しくて安心な学校・地域づくりに向けて、自分から行動を起こせるリーダーになってほしい」と期待した。

 オリエンテーションのあと、平昌オリンピックに出場した元スピードスケート選手の神谷衣理那さんと道環境生活部スポーツ振興課の鈴木靖主幹によるトークセッションを実施。鈴木主幹は「オリンピックは1位を競うものではなく、今までの努力をみんなでたたえるもの」と伝えた。

 このあと、いじめ根絶に向けた各学校の実践を交流したほか、取組の改善点を協議。いじめのない学校づくりのためにリーダーとしてできることを考えた。

 中高生は2日目、各学校で取り組む仲良しコミュニケーション活動のテーマを検討。地区会議で協議する共通テーマを「一人ひとりの良さを生かすために、他者との関わり合いを大切にしよう!」とした。

 9~11月には、各管内で地区会議を予定。その後、管内別成果交流会を開催する。

 取組の成果や課題を検証し、来年度のサミットに反映させる。

(道・道教委 2019-08-19付)

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