【解説】求人倍率が過去最高水準(解説 2019-09-06付)
道労働局は、令和2年3月新規高校卒業者の求人・求職状況(7月末現在)をまとめた。求職者数は前年同月と比べ1・4%増の7862人、求人数は4・8%増の1万5369人。求人倍率は、0・06ポイント上昇し1・95倍となり、7月末現在としては統計開始以降最高の水準となった。選考・採用内定は16日から開始される。
道労働局のまとめによると、求職者数7862人の男女別は、男子が4274人、女子が3588人。
対して、道内求人数は1万5369人で4・8%の増。地域別では、旭川が18・8%増、苫小牧が19・7%増と大きく増加し、全道20地域のうち14地域で前年同月を上回った。
産業別では、卸売業・小売業が3106人で18・0%増、建設業が3058人で9・8%増、製造業が2418人で6・6%増など、多くの産業で前年を上回っている。一方、「複合サービス業」は469人で29・4%減少、「農業・林業・漁業」は266人で9・5%減少と前年を下回った。
道内求人倍率は1・95倍で0・06ポイント上昇。7月末現在としては統計を開始した昭和61年3月卒以降最高の水準となった。
地域別では、稚内が0・47ポイント増の2・27倍、岩見沢が0・41ポイント増の1・45倍など、20地域のうち15地域で前年同期を上回っており、紋別以外の全地域で1倍を上回った。
事業所の規模別では、「29人以下」が14・5%増の5744人、「30~99人」が2・1%増の4600人、「100~299人」が1・6%増の2423人、「300~499人」が17・5%増の690人、「500~999人」が3・4%増の824人。一方で、「1000人以上」は20・6%減の1088人だった。
(解説 2019-09-06付)
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