【解説】平成13年出生児の縦断調査(解説 2019-09-09付)
文部科学省と厚生労働省は、第17回21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)の結果を公表した。
調査は、全国の13年に出生した子どものうち、1月10~17日の間に出生した子どもおよび7月10~17日の間に出生した子どもを対象に実施した。
調査結果をみると、子どもの学校生活の状況では、「クラスの友人関係はうまくいっている」の項目に「とてもそう思う」「まあそう思う」と回答した割合の合計は90・3%で、前回調査より1・4ポイント減少した。
「楽しいと思える授業がたくさんある」に「とてもそう思う」「まあそう思う」と回答した割合は56・4%で、9・9ポイント減少し、最も減少幅が大きかった。
休日における学校外での勉強時間について、「2時間以上勉強する」生徒の割合は31・3%で、中学3年生相当時の第15回調査を除くと最多。一方で、「勉強をしない」子どもについては、29・9%となり、これまでで最も多い結果だった。
進路と将来に関して、男子は「高校卒業後に働く」と回答した割合が高い一方、女子は「専門学校・各種学校」や「短大・高専」に進学すると回答した割合が高い。進学を希望する学部は、男子が「社会科学」「工学」「教育」、女子は「保健」「社会科学」「教育」の順に高かった。
就きたい職業が決まっている子どもの割合は、男子が45・7%、女子が56・7%。男女ともにこれまでで最も高い割合となった。
「決まっている」と回答した子どもの希望する職業をみると、男子は「専門職・技術職」「生産工程の仕事」「事務職」の割合が高く、女子は「専門職・技術職」「サービス職」「事務職」の割合が高い結果となった。
(解説 2019-09-09付)
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