道青少年育成協会が大会開く 活動活性化へ意識高め 筑波大・土井教授が基調講演(関係団体 2019-09-10付)
約500人が参加した
道青少年育成協会(竹谷千里会長)は5日、札幌市内のかでる2・7で道青少年育成大会・「少年の主張」全道大会を開いた。令和元年度道社会貢献賞、道青少年基金事業顕彰の表彰式や筑波大学の土井隆義教授による基調講演のほか少年の主張全道大会を開催。約500人が参加し、青少年育成活動の活性化に向け意識を高めた。
大会は、地域で活動している青少年育成関係者が一堂に会し、青少年を取り巻く諸問題についての認識を深めるとともに、道内各地区代表による少年の主張に耳を傾け、現代青少年に対する理解を深めることで地域における青少年育成活動の一層の推進を呼びかけることをねらいに開催している。
開会式で竹谷会長があいさつ。青少年を取り巻く環境が依然として厳しい状況にあることにふれ、家庭・学校・地域社会それぞれの連携を深め、子どもたちのより良い教育環境づくりに尽力する大切さを強調。協会として「全道各地の関係者との連携を密にして、子どもたちが健やかなに成長できる社会のための取組を進めていく」との考えを示した。
来賓あいさつでは、道議会環境生活委員長を務める荒当聖吾道議が登壇。ネットトラブルや児童虐待、いじめなど青少年を取り巻く様々な問題にふれ、道民が一丸になって青少年が健やかに成長できる環境づくりに取り組む必要性を指摘。「道議会としても青少年の健全育成、非行被害の防止に向け、関係機関と一緒に全力を挙げて取り組んでいく」と述べた。
このほか、令和元年度道社会貢献賞表彰式、道青少年基金事業顕彰表彰式を挙行。受賞者一人ひとりに表彰状が手渡された。
少年の主張全道大会では、全道14地区の代表および札幌市の代表2人の計16人が将来の夢や希望、日常生活で感じていることなどについて、それぞれ熱い思いを発表した。
午後からは、筑波大学の土井教授が「つながりの牢獄―青少年の人間関係をめぐる現状と課題」と題して基調講演したほか、札幌静修高校ダンス部による活動発表などを行った。
(関係団体 2019-09-10付)
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