高校長協会普通部会が札幌大会 新時代拓く 教育創造 求められる学力の概念学ぶ
(関係団体 2019-09-12付)

普通科高校長協会研究協議会
参加140人を前に講演する鈴木教授

 道高校長協会普通部会(部会長・根上和也大麻高校長)は6日、ホテルライフォート札幌で道普通科高校長研究協議会第34回札幌大会を開いた。研究主題「北海道の新たな時代を拓く 教育の創造」のもと、会員約140人が参加。北海道大学高等教育推進機構・高等教育研究部の鈴木誠教授が「コンピテンス基盤型教育と入学者選抜」をテーマに講演し、新しい時代に求められる学力の概念を示した。

 普通科高校の当面する諸課題の解決を図るとともに、次代を担う人材を育む創意ある普通教育の創造を目指して研究協議を行い、道高校教育の進展と学校経営の改善に資することを目的に開催。

 開会に当たり、あいさつに立った根上会長は、現在国において、新時代に対応した高校改革についての検討が進められていることから、今後、普通科高校の大きな転換期を迎える可能性を指摘。「これまでの実践に誇りと自信をもち、子どもたちの成長と夢を実現するための活動を今後も進めたい」との考えを示した。

 続いて、道教委の相馬哲也教育指導監、札幌市教委の相沢克明学校教育部長が来賓あいさつ。相馬教育指導監は、道教委が本年度から3ヵ年計画で取り組む未来を切り拓く資質・能力等を育む高校教育推進事業にふれ、事業への積極的な参加や成果の活用を要請。「新学習指導要領への円滑な移行に向け、これまで以上に校長のリーダーシップを発揮してほしい」と呼びかけた。

 続いて、北大高等教育推進機構の鈴木教授が「コンピテンス基盤型教育と入学者選抜」と題して講義。

 鈴木教授は、自らの見解を論述することに重点を置く海外大学の入試問題を紹介。解答のない新しい時代に求められる力として、「多様性」「意欲・創造性」「ネットワーク能力・交渉力」などを示した。

 また、知識、技能、態度や価値を合理的に機能させ、他に転用させる学力の概念「キーコンピテンシー」について説明したほか、現在のAO入試に代わり、北大が令和4年度入学者選抜から導入する総合型選抜「フロンティア入試」の概要を伝えた。

 このほか大会では、全国普通科高校長会の笹のぶえ事務局長が、令和3年1月に実施する大学入学共通テスト、大学入試英語成績提供システムに関する情報を提供した。

 研究協議に入り、枝幸高校の吉田勝文校長が「本校における論理的思考力を育成する取組」、函館西高校の佐藤裕之校長が「学校統合と探究を軸にした単位制の導入」をテーマにそれぞれ研究発表を行った。

 本別高校の近藤浩文校長は、普通部会調査研究委員会の調査研究について中間報告。

 2ヵ年研究の初年度となる本年度、「新しい社会に対応した普通科教育の在り方」をテーマに、学校経営や学校づくりに関する調査研究の成果を示した。

(関係団体 2019-09-12付)

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