宗谷管内教育研究豊富幌延大会等開く　教育力向上へ研鑚深化　４００人参加し、協議・部会など

（関係団体 2019-10-03付）

宗谷でしかできない教育推進に向け研鑚

　【稚内発】第７回宗谷管内教育研究大会豊富幌延大会・第４６回宗谷複式教育研究大会・令和元年度豊富町教育研究大会・令和元年度幌延町教育研究大会が９月２７日、豊富町内と幌延町内で開かれた。管内から教職員など延べ約４００人が参加。公開授業や研究協議、教科等研究部会などを通して、管内一丸となって教育力向上を目指した。

　午前中は、豊富町の豊富中学校で音楽、英語、数学、生活単元学習、豊富小学校で国語、図工、算数、兜沼小中学校で理科、社会歴史、国語、幌延町の幌延中学校で保健体育、国語、数学、自立学習、幌延小学校で性教育、理科、外国語、算数、問寒別小中学校で算数、英語の公開授業、研究発表・協議を行った。

　午後からは、豊富中で開会式および教科等の研究部会を開催。

　開会式では、はじめに今野亘大会実行委員長（稚内市立稚内中央小学校長）があいさつ。

　「本大会は、宗谷管内の研究の場をみんなの手でつくり上げようと、これまで私たちの先輩が宗谷の教育のために築いてきた歴史がある。これまでも、そしてこれからもこの思いの火を消さないように、みんなで宗谷管内の子どもたちのために宗谷だからできる、宗谷でしかできない研究を積み重ねていくことが重要」と強調。「宗谷管内の教育の発展のために教育研究に取り組んでほしい」などと呼びかけた。

　続いて、宗谷教育局の宮岡孝博局長と幌延町教委の木澤瑞浩教育長が来賓あいさつ。そのうち、宮岡局長は「本研究大会が保護者や子どもたちの期待に応える教育の推進、地域に根ざす教育の創造に向けて、その実践と英知を結集し、研究を深め、指導力向上によって、管内のすべての子どもたちの確かな学力の育成につなげてほしい」と期待を寄せた。

　このあと、国語、算数・数学など１７の教科等研究部会を展開。教育力・指導力向上などに向けて研鑚を積んだ。

(関係団体 2019-10-03付)