檜山校長会が教育研究上ノ国大会　重要なのは教員の意識　働き方改革で塩﨑会長指摘

（関係団体 2019-10-24付）

校長として資質・能力向上を図った

　【函館発】檜山校長会（塩﨑弘明会長）は１０月上旬の２日間、上ノ国町総合福祉センターで教育研究上ノ国大会を開いた。会員３０人が参加。基本主題「ふるさと檜山に誇りをもち、自己実現に向けて未来を切り拓く児童生徒の育成～社会に開かれた教育課程の実現を目指し、地域に信頼される学校づくりの推進」のもと、檜山教育局の相内修司局長による講話や３分科会での意見協議などを通し、職能向上を図った。塩﨑会長は働き方改革について、「重要なのは各教員の意識改革」と指摘した。

　初日の開会式で、塩﨑会長があいさつ。「各地域でそれぞれの課題への対応や新学習指導要領に向けた授業等の実施に向け、校長会での積極的な交流に期待したい」と呼びかけた。

　また、学校における働き方改革の推進に関し、教員志願者の減少などの対応として「職場環境の改善が求められている」とし、「重要なのは、各教員の意識改革」と強調。各校での勤務時間削減に向けた取組の充実を求めた。

　このあと、檜山教育局の相内局長と上ノ国町の工藤昇町長が登壇。大会を通して、管内・同町の教育力の発展に期待を寄せた。

　開会式のあと、相内局長が「檜山校長会に期待すること」と題して講話。

　「これからの子どもたちには、多様な人々とかかわり、課題解決する能力が必要」と強調し、主体的・対話的な学びの重要性が求められる背景になっていることを示した。

　その上で「児童生徒の発言・質疑から意見を出し合い、子どもたちで考えを創り上げていく授業の実施」を呼びかけた。

　講話終了後、「学校経営」「教育課程」「生徒指導」の３テーマで分科会を実施した。

　２日目は、今金町立今金小学校の米田昌校長がニュージーランド視察研修派遣の内容を報告した。また、小学校部会と中学校部会に分かれて、カリキュラム・マネジメントと働き方改革について意見を交わした。

(関係団体 2019-10-24付)