文科省優良PTA表彰 道内受賞団体の功績(関係団体 2019-10-24付)
文部科学省の令和元年度優良PTA文部科学大臣表彰における、道内受賞団体の功績概要はつぎのとおり(23日付1面既報)。
▼手稲養護学校保護者と先生の会
昭和52年に設立され、訪問教育生や通学生のほか、隣接する道立子ども総合医療・療育センターに入院する幼児児童生徒を受け入れ、肢体不自由教育校と病弱教育校としての機能を有する当該校の役割を意識、反映した活動を行っている。
10人ほどの通学生の保護者を中心にPTA活動が行われており、隣接する療育センターへの入院生の保護者も参加しやすいよう「みんなで役員会」を実施したり、PTA研修会などを通して会員相互の理解の充実に努めていたりしているほか、学校公開日にPTAの企画によって、地域社会との交流を積極的に行い、障がい者に対する地域社会の理解の促進に大きく寄与している。
▼函館市立あさひ小学校PTA
平成14年に設立され、会員全員で子どもたちを育成していく組織づくりを目指しており、4つの専門部に会員全員が所属して、専門部間の連携を強め、地域事業へ積極的に参加するなど、地域と一体となったPTA活動の推進に取り組んでいる。
事業部と学年学級部の連携で実施した「ふれあいサマーフェスタ」では、ミニバスケットのエキシビジョンマッチやスクールバンドによる楽器演奏体験会などを実施し、子どもの活躍を保護者や地域の人たちに広めている。
函館市土木部河川課が実施している大森浜環境美化活動へ参加し、地域や地域企業の人たちと一緒にごみ拾いを行うことを通して、親子の美化意識を高めるとともに、地域の海である大森浜を大切にする心を育む取組にもなった。
▼東川町立東川第三小学校父母と先生の会
大正3年に設立以来、長年にわたり地域の中心となって、子どもたちの教育活動を支えるとともに、地域団体との連携協力のもと、地域づくりに貢献する活動を推進している。
交通安全の見守り活動や、学校支援ボランティアによる読み聞かせ、放課後の学習サポートや水泳・スケートの授業支援等の教育支援活動に当たるとともに、リサイクル活動や環境整備活動を地域住民とともに実施している。
地域とPTA、児童会が中心となり、「第三ふれあい祭り」等の行事を開催することによって、地域の発展・振興に貢献するとともに、子どもたちにふるさとの良さを気付かせ、郷土愛の醸成を図っている。
▼中頓別町立中頓別小学校PTA
昭和22年に設立され、30年以上歴史のある「あいさつ子育て運動」や親子のふれあいを充実させるための「親子ふれあい広場」など、地域に開かれた活動や地域総掛かりで子どもたちを見守る活動を行っている。
三役をはじめとした全会員が一丸となって学校行事の準備に携わるとともに、管内や町内のPTA研修会に積極的に参加しており、事務局、各専門委員会、各地区PTA(分団)のそれぞれの活動に保護者と教職員が協力し、子どもたちの課題や取組の目的を共有しながら活動を進めている。
学級PTAや地区PTA(複数の町内会で編成)の活動においては、地域の教育施設を活用して自然体験活動や食育活動などに取り組み、子どもたちの基礎的な体力や心身の健康の保持増進を図るとともに、PTAレクリエーション活動では、子どもが他者との積極的なコミュニケーションを築くことができるよう、内容を工夫し活動している。
▼札幌市立北九条小学校父母と先生の会
昭和22年に設立され、「人と人とのつながりを大切にしている取組」を毎年続けている。
毎年6月、鉄西地区青少年育成委員会とともに、学校とPTAなどが協力して、学校の校舎を利用した「リトルキャンプ」を実施し、子どもたちが地域を大切にし、地域に感謝する気持ちを醸成する機会を提供しているほか、地域の夏祭りでは、子どもたちとともに出店を担当するなど、積極的に地域との交流を図っている。
「図書ボランティア 本の花たば」は、子どもたちへの読み聞かせ活動や図書室の整理を続け、2学期末には「読書まつり」を開催するなど、子どもたちが本にふれる機会を増やし、読書教育の推進に大きく貢献している。
(関係団体 2019-10-24付)
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