全国商業高校長協会が函館で秋季総会・研究協議会　英知結集し一層の発展を　先進事例テーマにシンポジウム等

（関係団体 2019-10-23付）

全国から２００人が参加した

　【函館発】全国商業高校長協会（中山博之理事長）は１０日から２日間、函館国際ホテルで秋季総会・研究協議会を開いた。全国各地から約２００人が参加。シンポジウムや講演などを通して、日本の商業、商業教育のさらなる発展に向けて研鑚を積んだ。中山理事長は開会あいさつで「英知を結集し商業教育のさらなる発展につなげていきたい」と述べ、成果に期待を込めた。

　初日の開会式では、中山理事長（東京都立第三商業高校長）があいさつ。時代の変化や人工知能への対応が求められていることにふれながら、「日本全国で学校の働き方改革が促進している」と指摘。その上で、「本会は、教育における様々な課題解決に向けた情報交流をする場、全国の校長の英知を結集して商業教育のさらなる発展につなげていきたい」と呼びかけた。

　引き続き、文部科学省初等中等教育局の井上賢一参事官付産業教育振興室長と道教委の佐藤嘉大教育長が祝辞を述べ、充実した会となるよう期待を寄せた。

　このあと、総会では、総務部、経理部、調査・報告委員会、大学入試対策委員会、就職対策委員会が活動状況を報告。さらに、各種大会や研究大会・研修会などの報告が行われた。

　報告事項に続いて、本年度の春季全国役員会、総会・研究協議会の収支計算書のほか、来年度の事業計画などを審議した。

　研究協議では、「新高校学習指導要領の実施に向けて～新学習指導要領実施に向けた先進事例集」をテーマにシンポジウムを行ったほか、北海道ブロックと東海ブロックを代表して、旭川商業高校の我妻公祐校長と岐阜県立大垣商業高校の山田雄治校長が、それぞれこれまでの成果や課題を説明した。

　２日目には、㈱ラッキーピエログループの王一郎会長が「和顔・愛語・讃嘆」と題し講話した。

(関係団体 2019-10-23付)