札幌月寒高が創立７０周年記念式典　先輩に学び日々成長を　１３００人出席、節目祝う

（学校 2019-10-28付）

さらなる飛躍を誓った

　札幌月寒高校創立７０周年記念事業協賛会（井筒和幸会長）は１０月上旬、札幌市内のカナモトホールで札幌月寒高校創立７０周年記念式典を執り行った。全校生徒や教職員、卒業生など約１３００人が出席。創立７０周年の節目を祝った。平田嘉宏校長は式辞で、先輩の姿に学び、日々成長していくよう、在校生に呼びかけた。

　同校は昭和２４年、札幌市立商工高校豊平分校として開校。翌年、豊平町立月寒高校として独立。校訓に「自主・自立」「親和・協力」を掲げ、様々な教育活動を展開している。これまで２万６６１２人の卒業生を送り出した。

　式典では、平田校長が式辞。開校からの歴史を振り返り、先達に敬意を表した。在校生に対し、「目標の達成に向け、目の前の一つ一つのことに、しっかりと取り組むこと」「開校以来先輩が高い学習意欲をもち日々励んでいたように、皆さんも日々取り組み、成長していくこと期待する」などと呼びかけた。

　来賓祝辞では道教委の山本伸弘委員が登壇。同校の部活動における功績などをたたえたほか、「自らの力で新たな歴史を築いていこうという気概をもち、これまで以上に充実した学校生活を送ってほしい」と期待した。

　生徒を代表し、全日制から３年生の細谷美月さん、定時制から４年生の戸井田梅吉君があいさつ。

　細谷さんは「今までの伝統を守り続け、それだけではなく新しい歴史を、未来をつくり上げ、未来の後輩たちにも継承し続けることが大事」と話した。

　戸井田君は「どんなときもくじけずに頑張ってこられたのは、仲間の存在があったから」と、自分を支えてくれた周囲の人々への感謝の気持ちを示した。

　このあと、同校卒業生のお笑いコンビ・アップダウンの司会のもと、１０年を振り返るビデオを視聴したほか、ダンス部、吹奏楽部などによるステージ発表を通し、７０周年の節目を祝った。

(学校 2019-10-28付)